葉舟
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読売歌壇入選・読売俳壇入選。

暁天の冬に雲を見上げるとしみじみとした感慨漂う
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まずまずの点を取っても泣きし子に人生なんとかなると励まし
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厳冬の楽しみは夜いつも行く店に漂うおでんの香り
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厳しいと言いながらただ過ぎし日々胡蝶蘭の日すでにありける
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予想とは違う現実あった時せめて泣き言言うなよ友よ
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イライラとするような顔見せないで僕がデートへ誘った顔に
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東京のバカ野郎がと歌う歌手地元ぐらしの母は泣いてる
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どれくらい待てば来るのか時計見た当時の二人は今も同じで
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雪つりの縄を抱えてひた走る職人見送る金沢の地で
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雪だるま壊して丸め雪合戦可愛そうだと泣いてるあの娘
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かっぱ橋行って包丁買おうとも料理がうまくなるには遠い
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寒気して葛根湯を注ぎ込む君に看病してもらいたいけど
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あの時になんで短気を起こしたの冬の夕暮れ君に対して
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タバスコとホットチリの区別がな言う父の声戸惑いの顔
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馬鹿なのと耳を突き刺すキミの声好きなのお互い分かっていたの
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バスタオルこんなに小さかったかなウチの双子の成長早し
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突然に信じらんないなどと君から言われる事などしてない
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荒海に寒鰤が来る北陸の漁港に賑わい戻る季節か
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大根を買って来てよと母の声ついでに焼き芋買ってこよっと
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たんこぶを作る子どももいない今身体感覚あるのだろうか
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青い山流れる川も今は雪踏みしめ歩く足もと白し
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たらればと言ってクヨクヨしてるならやりなさいよね受験勉強
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チャンスを得ステージに立つ親友が奏でしギター羨み聴けず
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エヴィアンのボトル飲み干す季節過ぎホットコーヒー二人のカップ
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煙突の屹立してる工場街広がっていく見渡すかぎり
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馬鹿げてるこの自転車を追いかけてわたし目指して走るのキミは
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南口駅前なんてどこにでもあるような場所告白の場所
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単純と言われてるのは昔から君の言葉のあやも分からず
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困ったなまだ桜咲く通学路靴ひも切れて独りたたずむ
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論語読みの論語知らずと言うけれど読まないアイツ丁寧さ何
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