Utakata
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葉舟
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読売歌壇入選・読売俳壇入選。
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荒地というグループいたなと思いつつ古本探す古書街温し
5
僕ちゃんと昔に行ったデパートで言われたけれど今は大工だ
4
怖いよとしがみつく子をあやしつつあれはただの案山子と言わず
4
大根菜捨てずに湯がいてお浸しに君の料理はなぜかほっこり
8
いい加減君に言われて謝った父に似たタチ僕は直せず
5
さざ波が荒波にへと変わる冬日本海の海風寒し
6
地響きに揺れる能登の地我が郷里親の身案じ今日も都会に
12
道草をしようと思い友を呼ぶこっち来いよと叫ぶ大将
4
雷鳴のとどろく冬の北陸路地吹雪舞うも背には三味線
5
息切れをしたり走らねばと思えど我が足元は少しも進まず
5
水汲みし柄杓手に取り寒空の下でこの手を洗う冷たさ
8
草の葉の枯れし山道道の端の地蔵を見つけ手を合わせたり
12
正しいと言い張るキミをビンタした私の気持ち知らないくせに
6
痛み止めヘディングシュートやった時足首捻挫するってなんなの
5
靴紐が絡み戸惑うキミを見て私が声をかけるか迷う
7
クリスマスまだまだ先だ言いながら何お父さんツリー出してる
7
飛び石の並ぶ庭園着物着て茶室に向かう少し緊張
6
新人の頃を懐かしみながらスキル自慢の先輩がいや
5
インドにて貧民街に迷い込むカレーの香りプンと漂う
6
荒れ果てた草原の地に独り立つ風の鳴る音耳をかすめし
8
いけないと信号渡るの止めたけど実は君がいたからなんだ
6
ダッフルのコートが好きだし似合うしとさてクリスマスのカッコは決まり
5
手羽先が最近好きになったのとそんな言葉でデートだなんて
6
早々と冬物出したの良いけれど出し過ぎなのよ早くしまって
3
冬タイヤ交換する手間省こうと私を呼んでどうするつもり
3
大根を切っては茹でておでんにと店の暖簾を女将はかける
3
しみじみと振り返るのは大会の人の波かな冬のマラソン
5
要らんよと関西弁で言われても私の気持ちに気づかぬなんて
3
飛ぶ鴉あの姿はまだ好きだけど散らかすのだけ止してと思う
4
クリスマス目に滲むのはツリーの灯家族で眺めし時は昔か
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