葉舟
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読売歌壇入選・読売俳壇入選。

君からの封筒開けて手紙読むなんで普通の案内送るの
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いろいろと相談されて問い返す風街ろまん流れる店で
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散りばめた星くずなどとは言い難い君が散らしたビーズ拾えば
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いやいやをする子を連れた父親とすれ違う時励ます心
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親からのやっと届いた小包も開けてみたなら秋の折り詰め
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秋風に街路樹の葉の揺れる街もうすぐ着くよあのお店には
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楽しい日過ごしたいけど受験日が頭に浮かぶ冬間近にて
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店先でボールペンの色選ぶ仕事の中身変わらないのに
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震災のテレビを見てはため息の君の態度じゃ世界変わらぬ
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行けるよとバレーボールの声援も聞き慣れた声しないと寂しい
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君と会うデートも雨で流れ去り雨月と言うも悲しかりけり
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キリギリス彼もけっこう働くよ遊び行くのにそんな言い訳
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いけずって君に言われて口ごもるそんな方言知らないふりで
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いつまでも待っているから列車行き君は別の彼氏と過ごす
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爽やかな風の季節も過ぎ去りし白い便りが来るかもしれぬ
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飛び出すな小さな子供の手を握る高校生の勇気逞し
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安全の為でもないのに安全ピン運動会にて使うくらいか
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いい味ね肉じゃが作る僕の横君の料理が旨くなるなら
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ノート上こする消しゴム消しクズのやり場に困り机の脇に
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ただ事でないよと母の顔厳し稲穂倒れし水をかぶりし
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短めの髪にしたよと彼女から言われて気づき鈍感な我
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列車待つ空いたドアまで我先に急ぐ理由も君のところに
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街路樹の落ち葉を拾う作業員おばさん達が多いと思う
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ビルの影風吹きすさぶ街角に二人佇みタクシーを待つ
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旅路にて乗り合う人のコップ酒香りも磯のさざ波と合う
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ほの暗い明日の暮らしを思う時見えない手にさえ希望すらなし
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切り刻む無神経なあなたって心の場所もわからぬような
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