山本葉舟
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読売歌壇入選・読売俳壇入選。

道草をしようと思い友を呼ぶこっち来いよと叫ぶ大将
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雷鳴のとどろく冬の北陸路地吹雪舞うも背には三味線
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息切れをしたり走らねばと思えど我が足元は少しも進まず
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水汲みし柄杓手に取り寒空の下でこの手を洗う冷たさ
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草の葉の枯れし山道道の端の地蔵を見つけ手を合わせたり
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正しいと言い張るキミをビンタした私の気持ち知らないくせに
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痛み止めヘディングシュートやった時足首捻挫するってなんなの
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靴紐が絡み戸惑うキミを見て私が声をかけるか迷う
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クリスマスまだまだ先だ言いながら何お父さんツリー出してる
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飛び石の並ぶ庭園着物着て茶室に向かう少し緊張
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新人の頃を懐かしみながらスキル自慢の先輩がいや
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インドにて貧民街に迷い込むカレーの香りプンと漂う
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荒れ果てた草原の地に独り立つ風の鳴る音耳をかすめし
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いけないと信号渡るの止めたけど実は君がいたからなんだ
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ダッフルのコートが好きだし似合うしとさてクリスマスのカッコは決まり
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手羽先が最近好きになったのとそんな言葉でデートだなんて
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早々と冬物出したの良いけれど出し過ぎなのよ早くしまって
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冬タイヤ交換する手間省こうと私を呼んでどうするつもり
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大根を切っては茹でておでんにと店の暖簾を女将はかける
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しみじみと振り返るのは大会の人の波かな冬のマラソン
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要らんよと関西弁で言われても私の気持ちに気づかぬなんて
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飛ぶ鴉あの姿はまだ好きだけど散らかすのだけ止してと思う
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クリスマス目に滲むのはツリーの灯家族で眺めし時は昔か
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劇場の片隅潜む何ものかヘップバーンの面影と知る
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切れ目無く続く雨降り雨ガッパフードの中も少し蒸れたり
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それでいい怖いんだよな先生は後から何を言われるのやら
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手伝って言われて走る酒室の杜氏さんには頭上がらず
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そういえば思い出すのは五年前何で君へと告白したのか
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寒がりの母がシチューを作ってた今は私が家族の分を
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いきなりでスマホ持つ手が震えだす君が読んでる全国ニュース
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