川野三郎
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投稿数
350

歌人であるよりも、三十一文字の詩人でありたい。
かつて朔太郎曰く「詩はただ、病める魂の所有者と孤独者との寂しいなぐさめ」と……

あるもので間にあわせてく暮らしかな ないならないでなんとかなるよ
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存在はいつかやぶれてしまうもの それならそれであだし野の露
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なにものかであろうともがく人たちをながめてをりぬ noteの隅で
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詩人にもできる仕事はありますか うっかり聞いて失笑をかふ
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投稿のあてのなかった歌どもが流れてゆくよ うたかたとなりどんぶらこのどんぶらこ
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わが道はどこにゆくのかまどひつつ 路傍の石をけとばしてみる
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ありふれた恋うたよむと気持ちまでありふれてくることぞあやしき
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とまどひのうちに生まれた人ゆゑに うきつしづみつ流されてゆく
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門前をちょっとひと掃き 汗ひとかき 一日一善した心地です
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残酷な言葉であるな「自己責任」老いてゆくのも私の罪か
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にわとりのいない都会のあかつきに 時を告げるは明け烏かあ
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恋路とは、躁と鬱なす乱気流 アトラクションなら楽しからましを
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抱きしめる。雨の音する廃屋に……ひびいた声は、監督の「カット!」
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清らかでどうしよもない 生の泥 吐きだすように中上健次
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いいかげん信じるひとは馬鹿ですが 変わらんよりはよいのかしらん/いしばかよ
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ひと夏はあつあつなのに いつからか あき風のふく仲になったの
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かゆみどめ かえって痒くなりました。あうあわないはあるものですね
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思いだしたようにいいねをつけてくる あなたは誰だ?おふくろでした/noteにて
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糞づまりすっきりとしたあしたには 秋の空気の爽やかである
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歌をよむ道のすがらに飯くひて 排泄・入浴・睡眠すます
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欲情のわきいづるかな 身体の底のはうから たとしへもなく
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日常にわすれられてた大切なことみな僕の無意識のうち
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生きるとはしんどく辛いことですが せめてぽっくり逝きたいものね
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「平凡な歌 おもしろくする 方法」検索よりも試行錯誤か
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虫の音の聞こえるようにほの開けた窓は閉ざしぬ あかつきの秋
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うたかたの歌がうかんだ 夢のうち どうしてこんなに三十一文字みそひともんじ
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虫の音に鼻歌まじるコラボかな 若人わかうどたちは元気でよろしい
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ふたりして帰るゆうべは どこまでも この道をゆくつもりでいたよ
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すこしづつ身体からだのふるくなってゆくことぞ悲しき 人間のさが
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幸せを見つけてほしい あなたには いつも笑顔のレジのお姉さん
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