Utakata
登録
Login
サイトのご案内
川野三郎
フォロー
24
フォロワー
39
投稿数
503
歌人であるよりも、三十一文字の詩人でありたい。風に羽ばたく鳥にあこがれて。
« 最初
‹ 前
…
4
5
6
7
8
9
10
11
12
…
次 ›
最後 »
水槽におつるしづくにひえびえとすそをひきよす肌の鱗に
11
トルクメニスタンといふはいづくなれ私はここにいます港に
10
ひきだしのおほくもあるか雑居ビルならぶ四谷に浅羽通明/古書窟どらねこ堂
7
生きる貝ないならせめて道化にもなれよ私にいらない私
7
さそはれてたどりゆく肌どこまでも甘美なる香をたたふスカート
7
思ひでの恋人たちをつれだして三人目には君とカラオケ
7
アイドルの耳目さわがす風聞にファンはかりたてられて不安に
6
トランプよいまは羽ばたけ宇宙まで敬礼するはイーロン・マスク
7
電熱のぬくみに抱かれねむる夜半あなたと夢のネクタリン果汁
9
あるじなき蜘蛛の巣いづれこの国も乱れてゆくか吹きつくる風
10
轟轟とたかまる声をわけながら吾がこころにはたぎる沸沸
10
イマジナリー彼女の熱にほだされて孵化した夢にいなないた馬
8
幸福のかたちをひとつしめしては寒くはないかゆれる水仙
16
未来にはあとかたもない労働のさくさくとして刻まれる時
11
さむざむとしたる月日はあけざるも母の煮ものにいのちなぐさむ
15
荒野にてあらむいいねもいらぬから不安と不満のふきだまりより
7
どうせこの花も実りはしないからなにもうらまぬシニカルな恋
12
時空をばいつかふみこえ群青の空にあなたと水上庭園
9
君がため愛と誠をささげたくなんなら揚げてもおいしいですよ
14
紙をすくいたつきははや忘れられ連綿たるはただ文字のつら
7
想念は風のごとくに吹きさりてノートの隅にのこることの葉
16
あなたにはもうとどかない歌ですが紙ひこうきにをりて空へと
13
さんさんと日のふりそそぐ公園にはつらつと声あがる未来よ
11
人生をくだるきざはしどこまでもこころにそふは君の面影
9
むなしさはひたひたとして水槽のイメージがある空無でなしに
6
暖をとる古き書物を火にくべて煙ときゆるはありしよの夢
7
たぐろうとするとこころもひかれゆくこと葉にかかるみの虫の糸
12
セミロング髪をなびかせさっそうと転ばぬように機嫌なおして
12
ぶるんぶるるんといまにも爆発しそうこらえて僕の洗濯っき
11
ゆく雲をながめてましたゆっくりとうつろふ時のうつしよの比喩
13
« 最初
‹ 前
…
4
5
6
7
8
9
10
11
12
…
次 ›
最後 »