氷山
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30
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473

詩のことばをつかえるようになりたいです

とうふより脆いこころをただの手で抉ったひとに罪を問えるか
5
どこまでも一緒についてきてくれるあなたを堕とさぬように生きるの
8
きみがくるならばわたしは天国の手前のベンチに座っているね
7
人も世も半分いないゆめうつつの意識でおくる舞踏をどうぞ
6
運命の導きなんだとか言って弱く醜く堕ちていく今日
7
もうきみに愚痴は言わない治りかけの風邪を医者には診せないように
9
ゆっくりと口角を上げ撫でてゆく胸に残った親の爪痕
5
わかりあう日など来ないよ別々の道を行くんだ金は返すよ
5
知らぬようだけど女の友情は物騒なのよ 思い知ってね
6
やわらかく甘い交歓を守るの だからお前に容赦はしない
4
摘みたがる人を幾重にも切り裂くあなたの茨になってあげるわ
5
いまわたしあなたにあげたくないものはなにもないのよ ね、ほしがって
7
わたしたちの間に通う透明な同じ温度のあかるい血潮
4
ステージで光を放つ恒星と胸を開いて見せ合えば闇
5
心臓がいっしょの形に歪んでるらしいわたしのいとしき天使
3
ひとことも言える資格はなくたってあなたの背中を撫でたかった日
9
うみださない私が食べた穀物の意味と残した命のゆくえ
7
俺だって身を破られて痛いんだ確かに棘は君も刺すけど
4
できるだけ人畜無害になろうかと抜いても抜いても生えてくる牙
5
手をふってくれる笑顔の友だちがいる学び舎のあたたかな窓
12
わがために詠んだ短い歌ならば明けない夜でぼんやり光れ
7
取り落としたのは今だけ、気のせいよ 胸のすきまがひとつもなくて
3
海鳴りのように虫の音が響いて夜に浸かった水底の部屋
7
あたたかい友の言葉に涙して 生かされている、生かされている
8
いつも目が血走っているあの人(せんせい)は寝る暇もなく健康を説く
7
愛されて生きていること ふがいないこんなわたしの生の賜物(たまもの)
7
今日受けたやさしさのお守りとしてチロルチョコをポッケにしまう
9
たいせつなあなたをそっとうけとめる胸の脂肪があってよかった
6
あなたとは素顔(すがお)のままでハグしたい へんな香りの化粧をはいで
8
いつだって素敵なあなたに憧れていまも素敵なあなたに飽きた
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