氷山
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362

詩のことばをつかえるようになりたいです

奪われてきたわたしから奪えない愛をもらったひとであること
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傷だらけだけど絆をいくつでももってわたしはこわれていない
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神さまに渡さぬように抱き合っていつかおんなじとこへ行こうね
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似ても似つかない清廉なあの子と目線が似てると言ってくれたね
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お父さんわれわれはまるで不良品のパズルみたいな親子でしたね
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おたがいに愛の形が違ってて受け取る凹をもてなかったね
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会うだけでちぎれんばかりに風を切るしっぽが愛を白状したら
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のめりこみ一気に読んだ作品が微妙に終わった後の置き去り
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疲憊したからだはなにも拒めない ひゅうひゅうと鳴る喉の悲鳴が
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とうふより脆いこころをただの手で抉ったひとに罪を問えるか
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どこまでも一緒についてきてくれるあなたを堕とさぬように生きるの
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きみがくるならばわたしは天国の手前のベンチに座っているね
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人も世も半分いないゆめうつつの意識でおくる舞踏をどうぞ
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運命の導きなんだとか言って弱く醜く堕ちていく今日
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もうきみに愚痴は言わない治りかけの風邪を医者には診せないように
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ゆっくりと口角を上げ撫でてゆく胸に残った親の爪痕
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わかりあう日など来ないよ別々の道を行くんだ金は返すよ
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知らぬようだけど女の友情は物騒なのよ 思い知ってね
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やわらかく甘い交歓を守るの だからお前に容赦はしない
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摘みたがる人を幾重にも切り裂くあなたの茨になってあげるわ
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いまわたしあなたにあげたくないものはなにもないのよ ね、ほしがって
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わたしたちの間に通う透明な同じ温度のあかるい血潮
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ステージで光を放つ恒星と胸を開いて見せ合えば闇
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心臓がいっしょの形に歪んでるらしいわたしのいとしき天使
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ひとことも言える資格はなくたってあなたの背中を撫でたかった日
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うみださない私が食べた穀物の意味と残した命のゆくえ
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俺だって身を破られて痛いんだ確かに棘は君も刺すけど
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できるだけ人畜無害になろうかと抜いても抜いても生えてくる牙
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手をふってくれる笑顔の友だちがいる学び舎のあたたかな窓
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わがために詠んだ短い歌ならば明けない夜でぼんやり光れ
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