Utakata
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氷山
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詩のことばをつかえるようになりたいです
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わたしよりわたしのことを愛すのはどうしてですか 愛はくるしい
10
ひとりでは好きになれないわたしでも一緒にいればあなたごと、そう
8
あれが愛だったとか何よりも私がわかっているから髪を抜く
7
風呂水にホースを投げた水飛沫 あなたの母も海であるのね
6
わたしたち銃弾の雨から身を隠すみたく必死に生きてきたよね
10
考えてみれば存在しないものとの戦いに終始した日々
8
ゆっくりと自転車をこぐお日さまの光がやけに目に痛い
朝
(
よる
)
7
弱いから過剰なまでに傷つける 殺虫剤で床濡らすくせ
10
割引の期限が切れた菓子パンはわたしと同じだから好きだよ
9
それで採算とれるならいいけどと笑うあんたがいて大黒字
7
偶然に触れ合った糸の接点をにぎっていたいふるえるほどに
12
思い出すだけで涙があふれだすほどの心をもらったんだよ
13
友だちとぼんやり並んで番組を見れたあの日に知った幸せ
11
大切に向き合いたいほど返信を溜めてしまうの 言い訳かしら
8
奪われてきたわたしから奪えない愛をもらったひとであること
6
傷だらけだけど絆をいくつでももってわたしはこわれていない
8
神さまに渡さぬように抱き合っていつかおんなじとこへ行こうね
8
似ても似つかない清廉なあの子と目線が似てると言ってくれたね
7
お父さんわれわれはまるで不良品のパズルみたいな親子でしたね
8
おたがいに愛の形が違ってて受け取る凹をもてなかったね
9
会うだけでちぎれんばかりに風を切るしっぽが愛を白状したら
7
のめりこみ一気に読んだ作品が微妙に終わった後の置き去り
11
疲憊したからだはなにも拒めない ひゅうひゅうと鳴る喉の悲鳴が
5
とうふより脆いこころをただの手で抉ったひとに罪を問えるか
6
どこまでも一緒についてきてくれるあなたを堕とさぬように生きるの
10
きみがくるならばわたしは天国の手前のベンチに座っているね
8
人も世も半分いないゆめうつつの意識でおくる舞踏をどうぞ
7
運命の導きなんだとか言って弱く醜く堕ちていく今日
8
もうきみに愚痴は言わない治りかけの風邪を医者には診せないように
10
ゆっくりと口角を上げ撫でてゆく胸に残った親の爪痕
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