Utakata
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氷山
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詩のことばをつかえるようになりたいです
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きみに会うたびに募って捨てる愛を後でいとしく拾って帰る
9
彼女とは祝福、
静寂
(
しじま
)
、透き通る海 わたしを救い続けるこころ
6
神様が遣わすきみの羽根を折ることがないようこの手を縛る
7
誤った末にやって来たここで
違
(
たが
)
えず無二のきみに出会った
9
いいこではアカデミアには入れない 利口も馬鹿の一種と言うし
7
怠け者ほどに大きな口を持つ 愚見を弄するだけに終わって
6
傍目には怠けていても焦燥の海におぼれてもがく内心
7
したたかな私の髪が逆にもうヘアブラシの毛を
梳
(
と
)
かしている
5
手に負える歌はわたしの歳の数 二十一首を冊子にこめた
9
歌でない歌があるのが恥ずかしく選歌集など編んでねむった
7
誰も彼も子どもを崖っぷちに追う社会に張った網になりたし
9
だいじょうぶ だいじょうぶだよ 頼りない大人が言えることはそれだけ
11
クーラーをかけて餃子を食べた部屋 実家の匂いに似て少し泣く
8
生涯をかけて貴女の時折の嬉しさになることだけを請う
9
ふたりだと珍事ばっかり起きるけど楽しかったね、ふたりだからね
8
一緒ならどんなぽかでも愛しくて笑い転げる
秋雨
(
あきさめ
)
の下
7
先輩がいるからまともなふりをする 片付けとかは得意ではない
6
分からないことがうれしい 老いた後拾えるものが増えていくから
4
積雲のうしろに流る鱗雲 夏が秋へとバトンを渡す
10
わたしたちみんな光なわけだからきみも煌めく色違いだよ
11
せんせいが
怪訝
(
けげん
)
な顔をしたわけを今更に知る書架の隅っこ
9
さざ波のとおく向こうの水平のかすみの淵にあなたが
触
(
ふ
)
れる
7
目くじらもふっと緩んで眠くなるくらいほどよい秋の風だよ
7
少しだけ一緒に待とう、夜明けまで 日が昇ってもまだ夜とする
5
いつの日か「頑張らないのが大事」さえ理解する日が来るのだろうか
7
人生は伏線拾いだとすればまだ拾えない線が気になる
7
快晴をつむじに浴びて泣きながら歩くわたしとちいさなミュール
3
生きるたび変わってしまうわたしでも朝な夕なにあなたを愛す
6
もがくのも苦しいだろう 悪いけど少し早めにいのちを覆う
4
どこまでもでっかい月が追いかけてくるんだ母さん、兎もいるよ
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