氷山
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詩のことばをつかえるようになりたいです

きみの声聴くと逃げちゃうわたしなど なんにも知らず鈴を転がす
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何となくやつていけると思ひます梅雨の晴れ間にまくらを干して
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二十歳はたちまでばかにしていてごめん初恋は疾風怒濤の嵐
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侵されぬやうにまなこをかッ開く 不穏な人が多すぎる夏
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正直はあなたの胸を食い破るから 私の胸で飼っておきます
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松島も浄土ヶ浜も清水きよみずも なんぼのもんじゃい 君がいちばん
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身も蓋もどうにでもなれ なべの隅にて乾きゆくそうめんの繭
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考えも今日のレジュメもしけってる 君の隣が私ならいい
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あさましく 長く見つめてゐられない 白髪増えたる笑みの皺々
6
来たる世は彼女の好いたものになる 個性できみを惹けるでもなし
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帰るなり胃の奥底に押し込める リボンで包み返された恋
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はなむけに、カーネーションの青いやつ。わたしのことは忘れていいよ。
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謝ってほんの少しはうく心 誤りもしないひとになりたい
6
おめでとう。(ずっと貴女が好きでした。)あなたが綺麗だからなの、これは。
7
花束をあげるつもりよ 最後までなんにも言えずうつむいたまま
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心ごとはじけて消える しゃぼん玉われるみたいなかすかな音で
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