Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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川流る 藍色の水 白波と 共に留まることを忘れて
9
花も夜眠るのだろうか 紫陽花の 瑠璃色に降る 墨色の夜
17
「来年も行こうね 蛍」古稀の友 それまで生きる約束かわす
12
エンディング曲の違和感語り合い 映画を見る会終わっていきぬ
7
自転車で通学していた頃のあり セーラー服のスカート揺らし
4
母亡くし悲しみ暮れる友のいて 連れ出し 蛍 見に行く夕べ
14
笹舟に乗せて流した思い出は 今頃銀河 静かに進む
12
こんな日は部屋の整理と映画だね 屋根から聞こゆ降り続く雨
11
災害の最中 夢中でしてたこと 窓覗きつつ 米を洗った
5
山崩る 音も匂いも忘れない 呟いていた「今、死ぬもんか」(災害時に)
13
大雨の山の狐は木の影で 震えてるだろ葉揺らす雨に
7
夕暮れは寂しいものと決めていた 幼き頃の一人の夕焼け
12
豆を煮る母の前にはメモ一枚 「鍋の火を見る」焦がさぬように
10
死んだとき生きてたことの尊さを きっと分かって泣くんだろうな
8
幸せは自然の中に見つかりぬ 草、風、水、木 ただ見るだけで
7
何しよう?予定無き日の始まりに お茶は朝づみペパーミントで
9
人のため何かしたいと思ふ日の 空は大きく 我は小さき
8
贅沢は 朝五時の風 窓越しの まだ寝てていい今日は土曜日
12
満月の夜に蛍を見に行った 舞い降りている月の欠片を
9
小さき手 蛍を囲い見せており 手のなか静かに光の鼓動
10
風になり花を揺らせば花になり 川を揺らせば水になりたり
6
オンライン講座の講師禅寺の 推しの住職人生語る
10
紫陽花に六月の陽と風注ぎたる 今日のよき日を誰と話さん
9
今年また共に転居の紫陽花は 花を咲かせり青空色の
9
朝九時のさくらんぼ狩り「幸せだ~」 声出てしまう恥ずかしげもなく
8
見たままを信じていたころ青空は 今ほど見ずにただそこにいた
10
パソコンのスイッチを切り ため息を一つだけして 今日を終える夜
10
ごほうびに待っててくれたか暗闇の 光散らばる蛍は乱舞
9
母の咳
襖
(
ふすま
)
通して届きおり 九十六の不安を思ふ
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幸せになりたい時は窓を開け 風と光を吸い込んでみる
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