Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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夕暮れに少しうつ向く紫陽花に 水をかけてる「ごめんね」言って
9
見上ぐればどこまで行っても青だけの 「わたし」を見てる空に甘える
9
短歌
(
うた
)
詠むと心が浄化されていく そんな気がする空の青さよ
10
忘れたいことほどできぬカタツムリ 足跡残し紫陽花を行く
9
懐かしい友のLINEの中にある 立ち上る香の学生寮の
4
紫陽花を瑠璃のビンさし置きました 静かに夏が集まりました
8
今朝もまた目が覚め動ける窓開けよう きっといいこと二つはあるよ
8
鳩の来てエサをついばむ アスファルト 雨に濡れても変わることなし
6
慣れなくて見つめ合うこと止まること 吾のなかにある障害愛す
6
夢うつつむしろ望洋たる我の 六十代の水平線は少し近づく
5
日本茶を飲めば広がる茶畑に 緑の風は螺旋を描く
11
ランドセル濡れてはいぬか一年生 数百キロの先に思いを
6
服を着て靴置いている枕元 今夜も雨は降り続いてる
7
また明日が来るを疑うこともせず 当たり前にいる それが幸せ
7
母にへと手渡されたる白百合の 優しい香りは部屋満ちるなり
10
贈られたスイカを迷わず二つ割り 黄色に黒の点々のあり
4
バッテリー上がりし愛車よみがえり 早速明日の約束している
6
汗ばんだ首筋拭いて深呼吸 青の紫陽花我と目が合う
10
着替えしてやること次々浮かびおり それでも私はまず歌を詠む
8
暗闇の向こうで何が起きてるか 見えない恐怖目をこらしても
4
がらがらと山は崩れを止めぬなり 何もできずにただ音を聴く (川向こうの山)
3
山崩る音で目覚める午前四時 枕元置く母と吾の靴
12
国道と山の崩れしあの朝と 同じ時間に雨見に外へ
4
避けられぬものであるなら死の日まで 生きて生きてく自分らしさで
5
警報の知らせ届きしベッドにも 耳を澄ませて山の音聞く
5
教え子のハサミ裁きの優雅さに 幼き頃の素直さ重ね
7
頂上は見えないけれど雨の日の 山は静かにただそこにいる
18
雨の降る今日のメインは写経なり 一文字ずつに亡き人思ふ
13
帰り来し園児の今日の宝物 タイヤの傍に在りし石ころ
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保育園の帰りひそかに道草す 約束のチーズケーキの店に
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