Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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買い求め花瓶に挿した赤ダリア 憎らしいけど酷暑に似合う
8
イマドコだ?石で背中を焼いた夏 川触れ魚になった夏
3
日傘さす小学生の下校時に 照り返しまた強くなりけり
6
仏壇の前の時間の静かなり 亡き人思ふただそれだけのこと
9
二年前 夫の植えたる花水木 大樹となりて与えん影を
11
我が家にもブルーベリーのなりたるを 孫に知らせて食べるを我慢す
11
幸せは小さいものと分かる朝 手足も動く今日も生きてる
13
いつからか雲に名前をつける癖 その時私は少女になった
10
辛いこと悲しいことや理不尽も いつかは消えて跡形もなく
8
梅シロップの氷たっぷりソーダ割り くいっと飲み干しさぁ草取りだ
10
窓からは七割山の我が家にも 三割の空 真夏 連れ来る
10
火をつけし蚊取り線香携えて 夜を探しに森まで散歩
10
帰省する息子一家と過ごす夏 笑顔の思い出作ってみせる
13
作業して共に汗かく若者に メロンの半分おすそわけする
10
背丈より高いヒメジョオン抜く朝に 日差しは草の合間より光る
9
亡き父の苦手なメロンを仏前に 供えしお盆の小さないたずら
14
トイレまで九歩の距離の往復に 母の筋力守られている
11
涙とは儚きものと知りながら とどめることが我にはできず
5
三日月に座ってみている亡き父の 時折聞こゆ不器用な声
8
水瓜切るサクッと割れる夏色の 赤に散る黒 花火のように
6
側溝の泥あげ作業の粛々と 道具使わず手のみ使いて
6
じっとしていれば涼風訪れて そっと幸せ置いて消えたり
14
ハンドルを握る私を夏空は 自由へ誘う日曜の午後
8
涼風の流れ込む朝山からの うとうとしつつ至福のベッド
8
夕闇の静かに迫る ため息の 一つ分ずつ黒染まる庭
10
友の旅マンゴー氷の美味なるを 話しと写真で味わっている
10
取材受け戦争語る母の
横顔
(
かお
)
一瞬戻る女子学生に
9
この星に来れて良かった たくさんの大好きな人
短歌
(
うた
)
に出会えた
10
今見てる 景色は世界の一滴で 見えないものに包まれし我
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夕暮れに一秒ごとに近づきて お気に入りの夜 我が手に届く
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