Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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古稀といふ通過点すら理由にし旅の計画横浜、鎌倉
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ざらざらと山崩る音 今日もして 豪雨の爪痕まだ足らぬかと
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ゆるやかな寂しさのあり九月には 秋明菊の蕾見に行く
15
抱き枕欲しがる伯母のわがままは 誰をも知らぬ孤独の化身
13
百七の歳を重ねし伯母の眼に 時々映る遠くの景色
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台風の胸痛ませる天気図の 赤色の下いる人思ふ
12
通せんぼした秋茜追い越して まだ夏の中生きてる私
9
向日葵のゴッホのごとくさしてみる 真夏の喧騒静かに現る
14
向日葵の中心の色 手術後の 夫の傷の色に少し似
9
秋桜を切りに出掛けた畑にて 出会った風に亡父がいた
20
朝一に「風の通り道」作ってる 最初に味わう風の中に秋
9
諦めた夢の一つを取り出して 相談している 自分の歳と
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隣室の母のいびきの絶え間なく 安否確認これにて終了
19
高齢者ばかりの我が家の食卓に キュウリと茄子の並ばぬ日無し
13
夏の日の 小さな涼風 密閉し 送ってやりたし都会の息子へ
11
宝くじ買いに行く吾に家族皆 「一組バラで」と声弾ませて
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神輿引く少女の浴衣 水色の 「わっしょい」の声疲れた笑顔
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歩行器を忘れて歩く母なれば 忘れて嬉し足の痛みを
15
「考える」「考えない」を交互させ 吾の哲学の草取り続く
16
「老いが寂しい」と言ふ友に 流星群の日時知らせる
15
あの日には眩き強き熱波あり 八月六日は祈り願う日
17
盆近し人の姿のない街に 等間隔の赤ちょうちん揺れ
12
辛口のカレーとサラダの夕食に ノンアルビール寄り添っている
11
夕立が涼風運びお昼寝の 時間は少し間延びしている
7
小学生俳句教室和やかに 大人を飛び越す感性の羽根
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かき氷買った機械で試作品 いちごミルクの他人行儀よ
9
夕立の三秒前に洗濯を 取り入れており太陽の香の
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血液をさらさらにする薬剤の 偉大さと危機隣り合わせの
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血栓のちりばめられた肺ありき CT画像の夫の一部
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病院へ送った夫の部屋に行く シーツに残る面影懐かし
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