Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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体には運動必要老いたれば 動かしている肩甲骨を
4
言葉にて傷つくことも 幸せを得ることもあるありがたきかな
10
外は雪降り続いており冬なれば 動画の歌は「早春府」なり
6
失くなった物探す前一度二度 家族疑う母の習性
6
つかの間に白の世界は出来上がり ポストの赤の寂しかりけり
9
雪積もり白い地面の一画を 鳥は変わらず餌を啄む
6
幼子の森のくまさんの替え歌に 衝撃受けて倒れ
現代
(
いま
)
知る
5
入浴の柚子の皮押し香の立ちて 綺麗になろうもうすぐ七十
6
毎朝の我が家の日課になりにけり 座ったままの体操動画
5
新聞の白黒写真の能登ありて 手合わせ願う静かな日常
8
被災地の空は青さをたたえるか 地球の青の全てを集めよ
8
ちび怪獣なんて呼んでてごめんなさい 来月あなたは真の少女に
6
眼差しを遠くに置いて生きたいと 約束していた去年の日記
6
あの人と同じスカート持っている テレビに呟く湯上がりの時
5
四歳が初めて巻いた恵方巻き 花びらにした鮪とサーモン
6
花のない冬の間の寂しさに 思い切って買う フリージアの黄
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手ですくう少しの水もないという 手の生命線少しぼやける
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どうしたら良いか知りつつ訊いている「それでいいよ」が聞きたいだけで
7
後輩の悩みは尽きず次々と 伝わってくる心の涙
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軟骨の減りし膝には痛みあり 柚子湯の柚子で優しく触る
6
節分の鬼も辛かろ痛かろう 泣いて我が身を悔やむのか
2
朝食のサヤエンドウは炒めてね 春の緑はトマトの横に
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車降るその瞬間に広がった 我受け止めた満天の星
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今日の予定思いながらのうとうとの 半分寝てる朝の愛しさ
4
海の波絶え間なく鳴り被災地に 人を眠らす子守唄として
4
十人を越える人ありこの宴会 組織であった三十年前
3
耳鳴りの止まることなし右耳の 嫌わず共に生きることにす
11
朝食の焼きそばパンを二口で 食べて夫は農夫になりぬ
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真夜中のLINEに友の既読あり 同じ暗闇生きていること
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顔認証マイナカードの無機質な 声に同意し未来の人に
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