Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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線香の二本の祈り毎日の 一本はただ被災地のため
8
緩やかな山の稜線目でたどり 行き着いている日の入る場所に
3
亡き父の十七回目の命日に 寡黙な父の声探す夜
11
眩しさに目を細めたる我なれば 未来のことは見えるはずなし
3
お日様のふんだんに降る早春の 悲しみ少し陽だまりに溶け
8
冬日差す二月の午後の公園で春風一つブランコをこぐ
15
お布団と少しの眠気と歌のあり 穏やかに過ぐ私の早朝
7
母と嫁誘ってランチお寿司屋の 一番人気は里芋まんじゅう
5
みどり児の手のひら程の温もりと小さい幸せあればいい
7
日光の降り注ぎたる綿雪の 結晶型の光を浴びる
6
日常は続くものだと思うのは 違うと学んだ年の始めに
9
さあ起きよ!始まる今日はまだ白紙
描
(
えが
)
く一日きっと特別
8
マイナスをプラスに転じる習慣を身に付けわたしは七十になる
15
幸せは小さいものと知った日は ノンアルビールと烏賊の塩辛
6
鼓動して血液めぐる我なれば 今日も生きてる生かされている
6
花の香と直線の葉の潔さ 越前に咲く水仙会いたし
4
関東に住む長男はいつまでも 変わらぬ甘えでわれを母にす
10
あと五分布団の中の歌詠みは われのエナジーチャージだからね
5
母の言ふ「浜辺の歌」を教室で一人で歌い誉められたこと(八十五年前の思い出)
8
分別がやっと得意になったから 地球の未来は少し明るい
9
「ごめんね」と言えず過ぎてく日々のあり 心を決めて向かう一筆箋
10
初孫の分娩室からパパの手へ 頬の涙を隠して抱っこ
10
雪よけに汗流したる
夫
(
つま
)
のため 残りのパイをみな温める
8
線香の真ん中で折り義父と義母 思い出す時「ごめん」の煙
5
雪よけをする間にも青空の向こうの方に少し見え来る
5
災害は三年前の夏の夜 前で崩れた山忘れられず
6
ケーキ持ち友の来訪手作りの ランチにデザートお話添えて
7
体には運動必要老いたれば 動かしている肩甲骨を
4
言葉にて傷つくことも 幸せを得ることもあるありがたきかな
10
外は雪降り続いており冬なれば 動画の歌は「早春府」なり
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