Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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山崩る音で目覚める午前四時 枕元置く母と吾の靴
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国道と山の崩れしあの朝と 同じ時間に雨見に外へ
4
避けられぬものであるなら死の日まで 生きて生きてく自分らしさで
5
警報の知らせ届きしベッドにも 耳を澄ませて山の音聞く
5
教え子のハサミ裁きの優雅さに 幼き頃の素直さ重ね
7
頂上は見えないけれど雨の日の 山は静かにただそこにいる
18
雨の降る今日のメインは写経なり 一文字ずつに亡き人思ふ
13
帰り来し園児の今日の宝物 タイヤの傍に在りし石ころ
16
保育園の帰りひそかに道草す 約束のチーズケーキの店に
3
小さき手を何度も左右に降りながら 「またね」の声を残し発車す
8
冷蔵庫で冷したけれどチョコは溶け身体の奥の孤独を包む
5
庭隅に光集めて咲いている都忘れは主張を秘めて
5
白緑の雨そのままにアマドコロ 連なり垂れる鐘型の花
9
この星にいなくなる日の来るまでに 私は生きる悔なき道を
7
幸せは 季節の移ろい 見届けて 黙って座る縁側にある
8
朝目覚め「今日も生きてた」ありがとう 庭の紫陽花風に揺れてる
7
転んでも泣かなくなった天使には パピコはブドウ紫色の
8
ばら肉となすの薄切りくるくると 巻いてる五歳の小さな指先
10
忘れてく記憶は全部この箱に 入れて地中に埋めておきたい
4
天然の鮎 頭から食べながら 友は呟く「人生いろいろ」
9
五十年勤めた会社を去ると言ふ 旨そうに飲むビールの泡も
11
初恋の遠くに思ふ歳になり 逢いたくもあり逢いたくもなし
9
川流る 藍色の水 白波と 共に留まることを忘れて
9
花も夜眠るのだろうか 紫陽花の 瑠璃色に降る 墨色の夜
17
「来年も行こうね 蛍」古稀の友 それまで生きる約束かわす
12
エンディング曲の違和感語り合い 映画を見る会終わっていきぬ
7
自転車で通学していた頃のあり セーラー服のスカート揺らし
4
母亡くし悲しみ暮れる友のいて 連れ出し 蛍 見に行く夕べ
14
笹舟に乗せて流した思い出は 今頃銀河 静かに進む
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こんな日は部屋の整理と映画だね 屋根から聞こゆ降り続く雨
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