Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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孫二人毎月やってる訓練が 生きて直ぐ様テーブルの下
6
金沢に輪島朝市能登半島 我に多くを与えしかの地
9
元日の笑い声消え倒壊の町並み悲しどうかどうかと
17
団らんを切り裂く地震めりめりと 地を這う龍の成せる業かと
10
地震来て二人の孫がテーブルの 下で泣き出す元日の夜
11
地を揺する急な恐怖に見舞われし せめて寒さのなかりしことを
6
幸あれと祈る先には人がいて その中に自分そっと置きたり
9
昨日に汲み置きし水沸かしたり 雑煮は主婦の初仕事なり
9
買い出しで手伸ばしすぐに引っ込めた 果物売り場の緑の宝石
5
年が明け鳥一羽飛ぶ青空よ 希望は心の中より沸き立つ
8
手のひらに乗るほどの幸 あればいい 聞こえる 見える お茶美味しい
7
何のため生まれてきたか生きてるか 今日はまっすぐ考えてみる
4
最大の幸福吾子に会えたこと それだけでいい元旦の朝
9
帰省してすき焼き囲む夕食で 笑う声させ吾子父になる
8
孫二人子犬のごとくじゃれ合いて いつしか背中に羽根の生えたり
12
吾子帰り頭に見つけた一筋の 白髪は語る苦労と老いを
8
人の波 寄せては返す お正月 まな板包丁 鍋と我
5
大晦日 本日をもち ストレスや悩みにきっぱり別れを告げる
6
空の星一つ一つに誰かいて 今夜も我に話しかけ来る
7
プックリと黒く輝く黒豆は 南天葉添え重箱の隅
4
黒豆の煮方得意な友のいて 持ちにおいでとLINEの催促
4
高齢者三人だけの日常に 人の波寄せ 今年去り行く
5
この星の今この時に戦地では 涙の乾いた子も眠りたり
7
ああ言えばこう言う関係だけれども 仲良しかもね私と夫
9
過疎の街何か出来ぬか案じつつ 期限切れ品謝って捨て
3
蕎麦打ちとピアノ始める来年も 命燃やして生き抜いてやる
8
まだ暗い朝の六時の音楽が 我にも届くきっと熊にも
6
歌を詠む昔の思い引き寄せて くるり丸めて心に仕舞う
7
幸せは小さいものと決めている だから今夜はたこ焼きビール
4
黒々と山の影立つ狭き空 今夜も月に励まされてる
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