Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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笑えない日々の続きて 年末に 宝くじ買う 何か切るよに
7
雪積もり 白の世界の 静寂が 我に教えた 諦めないこと
7
耳澄まし 雪降る音を探す日の 卒業アルバム ほのかに
温
(
ぬく
)
し
8
カステラの 箱入りたる 幼子の 天に昇るや 雪舞う中を
11
目を閉じる 運転手さん「どちらまで?」過去も未来もただ寝るもよし
5
この星を去る日くる迄毎日を丁寧に生き花丸もらおう
7
いいこともよくないことも ある日々の すき間で遊ぶ 心を愛しむ
9
悩みとは 見つめるほどに分離して 包まれるから 銀河に捨てる
8
春が好き 全てに命輝きて 我に生きよと 告げくる季節
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眠れぬと 悩んだ日もある 最近は むしろ良かった お昼寝できる
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お布団で 作ったトンネル スマホON ここが私の歌詠み広場
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ドリカムの 歌に逃げたくなる午後は 愚痴を肴にワインを一杯
4
好きな色 浅葱色なり 武士達の死に装束の色とは知らず
5
寒すぎる 冬のおかげで 一つ部屋 家族集まり 蜜柑の時間
13
曖昧に 救われること多かりき シャープなライン 好きなくせにね
4
孤独とは 苦味あるいは渋みなり 珈琲飲んで 味わうものなり
7
耳鳴りと 共に生きると 決めたから 邪魔者じゃない 戦友と呼ぶ
11
生きる意味問われて答ふ 朝の来て また生きられる!空の青さよ
8
「無理するな」友のいつもの声ありて 少し笑って無理する私
15
午前二時二十二分の暗闇に 希望灯しつ 歌詠む我は
10
あなたなど忘れていると 言いながら 心の奥に 嘘の種植え
10
辛いこと 話してみれば少しだけ 楽になるのが心のシステム
8
「サンタさん 園長せんせ なんだよ」と 耳でささやく 孫の複雑
12
三月の 日差しのように 冬の日を 慰められる 我になれたら
5
泣くほどの 辛さあるのに 見せもせず いつものあなたに 替わりに泣く我
5
もういない 小さな人を 生むために 車は進む 息子夫婦の
3
幼子の 頃の夢なり バスガイド 切符を切って バックで笛ふく
4
本当の名前はかなり平凡で その名のような 平凡が好き
15
腕いっぱい 抱えるほどの 白菜の 年輪のよな 優しさ食べる
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飛行機に 乗って知らない街に行き 市場の林檎を 一つ買いたし
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