Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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九十九
(
くじゅうく
)
の母の介護し見送りた 友の喪服に一筋白髪
13
もしかして ○十代は 今よりも フリーな私 演じらるかも
3
山茶花は
潔い
(
いさぎよ
)
花 冬寒の 景色彩り静かに咲けり
8
うるさいは 近くいるから 腹立つも そばにいるから 甘えてるから
5
知らぬ間に 星は流れて 風が行き 月満ち欠けし 時は流れた
7
約束の 電話忘れて 寝落ちした ごめん ごめんね ごめんなさいね
4
冬枯れの庭に見つけし赤の実に そっと触れると 甦る夏
8
もう遠く 遥まで来た この道を 変わらず歩く 一日一歩
6
干し柿に ブランデーかけ 熟成を 待っている午後 冬の日の熱
4
わかってる 私なんかと 思うのは これから未来 生きる意味なり
3
歌に乗せ 解き放つ吾の 心たち みんな自由に どこにでも行け
5
毬のごと お店を跳ねて 孫歌う 流れている曲 「アイドル」合わせて
5
いい湯だな なんて歌って 哀しみを お湯にとかして 流す冬の日
10
お母さん 亡くなったんだね 知らなくて 電話の向こうは 晴れだといいな
6
無防備な 寝顔の四歳 吾の肩に 全てを預け 静かな寝息
8
こっちおいで 一緒に遊ぼ お日様の 匂いまとった 小さき命
8
人生は 期限付きでも 自分には その期限日を 知らされずおり
8
冬枯れの 寂しさ舞うころ 呼ぶ名前 決まってあなたの 下の名前を
2
髪止めた 赤いリボンを 揺らしつつ 少女 異国の旅人となる
5
友の着く 列車待ちつつ 駅座る 一秒ごとに 上がる体温
6
待合の 高山駅は多国籍 知らない言葉の母子は微笑む
9
爆炎の熱 子ら襲う 不条理を 神は見て見ぬふりはされまい
6
本心は ラップにくるみ 冷凍し 時折あるを 横目でチラ見
3
手のシワに 似合わぬ爪の マニキュアの 色を悩んで 吾の未熟知る
7
切るまでは 本質決して わからない 私はなりたい 蜜入り林檎
13
欲しいもの 何かと問われ お金です 二秒後気づく ほんとの答え
6
唐突な「仕事辞めるね」友達の それがいいけど それもいいけど
8
空が好き その青が好き 雲も好き 無邪気な我の 安い幸せ
9
車から 降りた自分は ちょっとだけ 油を差したい ロボットになる(悲しき高齢者)
5
人は皆 言えない闇を持つものと あなたにだけは 言えないLINE
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