Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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沖縄の 結婚式は 両親も アロハで参列 海の青さよ
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日だまりに 幼子の声 同化して 吾の幸せは ここに留まる
5
白湯片手 朝焼け見つめただ座る 静かさの中今日が始まる
18
気遣いが 負担なること 知らずいて 自己満足の 薄さの悲し
4
意志ありて 背筋の伸びし 人であれ 心はいつも そうささやけど
4
山の上 ちょうどよい月 転がりて 冬が近づく 今日から師走
6
「お尻をね ストーブさんがかじったの」孫のお尻の 火傷の赤よ
7
体から ホントの心 取り出して ちょっとつねって 両手で包む
6
あんなこと こんなことあり 今日終わる やっぱり今日も幸せだった
9
炊き立ての ご飯の白の輝きて 明太子の赤 寄り添う朝よ
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十二月 雨の降る日は 膝掛けと 紅茶でゆるりと 時間楽しむ
9
泣きながら 破った写真をユーミンは つなげたけれど 私は捨てる
22
始まりと 終わりがあって その間 一番大事 丁寧に
生
(
い
)
く
8
シルエットロマンス 昴 ダンシングオールナイト で 愛は勝つ
4
四歳の発表会はたぬきさん ごほうびに買うピカチュードーナツ
8
クリスマス合わせてやります忘年会 ノンアルビールの付き合い軽し
6
歌のため 言葉探して旅に出た 空 海 山へ時間も越えた
5
この空に月のあること ただ一つ 希望あること忘れないでね
6
四歳の唯一の憂鬱 友達と 初めてけんか心の痛み
10
頭下げ許しこいたき人のあり 多分行かずにおしまいにする
12
街唯一店の無くなる日の近し ざわざわしながら干し柿をもむ
8
テレビには戦火に惑う子らの顔 こんな我にも何か出来ぬか
6
生きていることを忘れて生きている 奇跡に満ちた今日に感謝を
11
玄関のクリスマス色完成し あとはサンタを待つのみとなる
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歳重ね老いたる母の足弱し 一日座り脳トレ三昧
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叶うはずないけど願う神様に その時私可愛くてごめん
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初氷パリッと割れて水になり 光の反射急に消えたり
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午前2時見上ぐ夜空に待っていた 亡き父の声「今幸せか?」
9
寂しさを無くすことなど出来ぬから 甘いココアに溶かし飲みほす
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森で今 枯れ葉の下のドングリを こりすがかんだ ガリガリガリリ
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