Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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朝五時に 憂鬱で目覚め 窓開ける 肺まで届く 「大丈夫だよ」
16
仏壇に 白菊の香の漂いて 今日誰の幸 祈るか迷う
6
気付かれず 終わる
物語
(
はなし
)
の幾千万 山あいの道 窓の外には
5
アホらしい 吾を大切にせぬ吾が誰か 慰めるなど 百年早い
6
峠道 ここそこにある白滝は 山の涙かため息か
6
たくさんの美しき人出会いたり 東京にまた帰りたきかな
4
夕暮れの店の珈琲グァテマラで シナモンのかをり 飲み込んでおり
5
白樺の 細き枝もち 雪を待つ 折れはしないか 負けはしないか
8
「赤ちゃんにあげたいから」と 花探す 孫の冬の日 空からは雪
15
人生の 後半かかり 息切れも 時々あるが まだ走れるよ
4
立ち止まり 振り返ってみる 来し道を 出会えた人に 我作られし
9
ごみ仕分け 瓶の蓋開け 孫迎え あなたのお陰 一杯どうぞ
3
百六の 歳重ねたる 伯母の背に 冬陽静かに 落ちておりけり
21
屋上で 見たあの夜の 流れ星 願いの一つも 叶っただろか
6
中指を 少しかむ癖 付きにけり 歌を詠むとき 数独する間
4
星屑を 集めて瓶に 入れたくて 手で受け止める 流星群の夜
7
読経して 喪主席座る 友のあり 小さくなり背少し曲がりて
18
九十九
(
くじゅうく
)
の母の介護し見送りた 友の喪服に一筋白髪
13
もしかして ○十代は 今よりも フリーな私 演じらるかも
3
山茶花は
潔い
(
いさぎよ
)
花 冬寒の 景色彩り静かに咲けり
8
うるさいは 近くいるから 腹立つも そばにいるから 甘えてるから
5
知らぬ間に 星は流れて 風が行き 月満ち欠けし 時は流れた
7
約束の 電話忘れて 寝落ちした ごめん ごめんね ごめんなさいね
4
冬枯れの庭に見つけし赤の実に そっと触れると 甦る夏
8
もう遠く 遥まで来た この道を 変わらず歩く 一日一歩
6
干し柿に ブランデーかけ 熟成を 待っている午後 冬の日の熱
4
わかってる 私なんかと 思うのは これから未来 生きる意味なり
3
歌に乗せ 解き放つ吾の 心たち みんな自由に どこにでも行け
5
毬のごと お店を跳ねて 孫歌う 流れている曲 「アイドル」合わせて
5
いい湯だな なんて歌って 哀しみを お湯にとかして 流す冬の日
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