Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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友の手はダブルワークに荒れており 柚子のクリーム一緒に塗りぬ
8
大好きな人の家業はお寿司屋で 指から香る酢の香清らか
6
ぼちぼちと忘れておりぬ過去のこと いいことと言ふ私もいたり
5
孫作るチーズケーキの甘さには 珈琲だけでは消えぬ優しさ
5
軽トラを手離した日を後悔す ボランティアには要るものだから
4
「古希だって!信じられない」と言う人の 髪を結んだゴムのピンクよ
10
集まった同級生は皆肩に 乗っけておりぬ悲しみ痛み
11
名も知らぬ島に行きたし空と海区別の付かぬ絵のような
5
揚げたてのコロッケ焼き鮭お刺身の 千円ランチで家族の絆
8
走る
女性
(
ひと
)
四十二.一九五 あなたは風より風になりたり
5
女子マラソン 女神は風の馬に乗り ゴールのパリに鞭振り下ろす
5
運命の人があなたと思わない アミダが選んだ運はあるけど
6
決めたこときちんとやろう デジタルの時計の真面目見習いなさい
6
魂が触れあったとも思う
人達
(
ひと
)
ランチに弾む言葉の愛し
4
雪の
夜
(
よ
)
に月は高くに上りたり 家々かすかに照らしておりぬ
8
悪口が芸なる人の漫才の 終わった後の 笑顔美し
5
水仙のイラスト隅に描いてみた 友に送った春の葉書に
12
痛いほど冷たい冬に一人いる 能登の海にも春よこいこい
10
気楽さと面倒くささの間にて 家族と言う名の水槽漂う
7
悲鳴して力士は下に落ちていく 初場所という極上ドラマ
3
今朝も寒っ 起きねばならぬ訳も無し 頑張ることを休むと決める
9
親戚の葬儀の帰りにつれあいと シミュレーションす 我が家の場合
5
喪主様の手の小刻みに震えつつ 声にも滲む青い寂しさ
8
出棺に幼子の声響きたり 笑顔誘った「いってらっしゃい」
13
何しても許される時もらえたり したいことリスト作って終わる
4
寒い時冷たい時は被災地に 願ふ春風早く吹くよに
7
お料理は脳トレであり趣味であり 何より家族のためになるもの
11
十五分四品作ってはいどうぞ 独り暮らしの従兄弟のために
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お見合いでお断りした人の言う 「目を見て話す人じゃないから」
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初めての葬儀で手合わす孫の髪 揺れる向こうの遺影の微笑み
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