Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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鼓動して血液めぐる我なれば 今日も生きてる生かされている
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花の香と直線の葉の潔さ 越前に咲く水仙会いたし
4
関東に住む長男はいつまでも 変わらぬ甘えでわれを母にす
9
あと五分布団の中の歌詠みは われのエナジーチャージだからね
5
母の言ふ「浜辺の歌」を教室で一人で歌い誉められたこと(八十五年前の思い出)
8
分別がやっと得意になったから 地球の未来は少し明るい
9
「ごめんね」と言えず過ぎてく日々のあり 心を決めて向かう一筆箋
9
初孫の分娩室からパパの手へ 頬の涙を隠して抱っこ
10
雪よけに汗流したる
夫
(
つま
)
のため 残りのパイをみな温める
8
線香の真ん中で折り義父と義母 思い出す時「ごめん」の煙
5
雪よけをする間にも青空の向こうの方に少し見え来る
5
災害は三年前の夏の夜 前で崩れた山忘れられず
6
ケーキ持ち友の来訪手作りの ランチにデザートお話添えて
7
体には運動必要老いたれば 動かしている肩甲骨を
4
言葉にて傷つくことも 幸せを得ることもあるありがたきかな
9
外は雪降り続いており冬なれば 動画の歌は「早春府」なり
6
失くなった物探す前一度二度 家族疑う母の習性
6
つかの間に白の世界は出来上がり ポストの赤の寂しかりけり
9
雪積もり白い地面の一画を 鳥は変わらず餌を啄む
6
幼子の森のくまさんの替え歌に 衝撃受けて倒れ
現代
(
いま
)
知る
4
入浴の柚子の皮押し香の立ちて 綺麗になろうもうすぐ七十
6
毎朝の我が家の日課になりにけり 座ったままの体操動画
5
新聞の白黒写真の能登ありて 手合わせ願う静かな日常
8
被災地の空は青さをたたえるか 地球の青の全てを集めよ
7
ちび怪獣なんて呼んでてごめんなさい 来月あなたは真の少女に
6
眼差しを遠くに置いて生きたいと 約束していた去年の日記
6
あの人と同じスカート持っている テレビに呟く湯上がりの時
5
四歳が初めて巻いた恵方巻き 花びらにした鮪とサーモン
5
花のない冬の間の寂しさに 思い切って買う フリージアの黄
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手ですくう少しの水もないという 手の生命線少しぼやける
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