月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。

冬日差す二月の午後の公園で春風一つブランコをこぐ
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お布団と少しの眠気と歌のあり 穏やかに過ぐ私の早朝
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母と嫁誘ってランチお寿司屋の  一番人気は里芋まんじゅう
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みどり児の手のひら程の温もりと小さい幸せあればいい
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日光の降り注ぎたる綿雪の 結晶型の光を浴びる
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日常は続くものだと思うのは 違うと学んだ年の始めに
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さあ起きよ!始まる今日はまだ白紙 えがく一日きっと特別
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マイナスをプラスに転じる習慣を身に付けわたしは七十になる
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幸せは小さいものと知った日は ノンアルビールと烏賊の塩辛
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鼓動して血液めぐる我なれば 今日も生きてる生かされている
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花の香と直線の葉の潔さ 越前に咲く水仙会いたし
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関東に住む長男はいつまでも 変わらぬ甘えでわれを母にす
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あと五分布団の中の歌詠みは われのエナジーチャージだからね
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母の言ふ「浜辺の歌」を教室で一人で歌い誉められたこと(八十五年前の思い出)
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分別がやっと得意になったから 地球の未来は少し明るい
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「ごめんね」と言えず過ぎてく日々のあり 心を決めて向かう一筆箋
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初孫の分娩室からパパの手へ 頬の涙を隠して抱っこ
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雪よけに汗流したるつまのため 残りのパイをみな温める
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線香の真ん中で折り義父と義母  思い出す時「ごめん」の煙
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雪よけをする間にも青空の向こうの方に少し見え来る
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災害は三年前の夏の夜 前で崩れた山忘れられず
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ケーキ持ち友の来訪手作りの ランチにデザートお話添えて
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体には運動必要老いたれば 動かしている肩甲骨を
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言葉にて傷つくことも 幸せを得ることもあるありがたきかな
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外は雪降り続いており冬なれば 動画の歌は「早春府」なり
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失くなった物探す前一度二度 家族疑う母の習性
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つかの間に白の世界は出来上がり ポストの赤の寂しかりけり
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雪積もり白い地面の一画を 鳥は変わらず餌を啄む
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幼子の森のくまさんの替え歌に 衝撃受けて倒れ現代いま知る
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入浴の柚子の皮押し香の立ちて 綺麗になろうもうすぐ七十
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