Utakata
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月夜ぼたん
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ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
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ごちそうは主役が決める誕生の 肉食女子は五歳になりぬ
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伏す我に友はメールで知らせたり 水墨画に似て今宵の月は
9
大好きな柑橘類は「はるか」といふ 飾らぬ顔の香の奥深し
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わがコロナ母のところへお引っ越し 抗体もって看病開始
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あなたから教えられしこと余多あり 細胞レベルの記憶だけれど
4
病んだため最後のお別れできもせず 弔電打ってるベッドの上で
7
こんなにも苦しいなんて知らずいて 命さえ連れ行くコロナかな
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手渡した春ボタンの木植えた庭 叔母にもらった最後の手土産
4
八朔の瑞々しさに手を触れる コロナは少し離れていった
6
花好きな叔母のお通夜に雨が降り 水にとけだす白梅の香は
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自分へのお見舞い一つ「はるみ」なり 枕元置き見つめあってる
7
差し入れの友が野菜を玄関に 「お大事に」の声共に置きおり
10
危篤にて駆けつけ出会う叔母ならば 花好きゆえに梅の話を
7
私にもこんなに繋がりあったかと 支えられてる自分見つける(予定キャンセルして)
4
病にて週の予定をキャンセルに LINEで謝罪繋がる人に
4
写真には写せぬ気持ち短歌なら また取り出せる留めておいて
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感染を恐るる事なく歌詠めり スマホありがと布団の中より
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初めてのコロナの検査は簡易式 赤のラインの一本嬉し
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二回目のコロナの孫のバイバイは 降り幅いつもの1/3
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さよならの向こうに何があるなんて 知らないけれど知りたくもない
4
それぞれが自分にできること探す コロナ入って家族は変わる
4
沈黙を伝えしテレビの被災地に 春の足音大きくなりたり
6
車にて検査を受けて泣く孫の 後ろでママの泣きそうな顔
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生きてればいいそれだけでありがたい そう思い歩く見舞いのあとに
10
どなたかは存じませんがこの星の この時共に歌詠む同志
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探してた大切なもの見つかって 世界が一瞬光になった
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入浴の母の背中を洗う日は さっきの意地悪一緒に流す
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これだけは知られたくない秘密など 大きく二つ小さく無限
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年重ね母の
齢
(
よわい
)
の頃なれば 分かるだろうか死ぬことの意味(九十五歳)
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雨戸開け見つけた風に春のあり 買いに行こうか白のブラウス
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