Utakata
登録
Login
月夜ぼたん
フォロー
74
フォロワー
62
投稿数
1073
ただ歌を詠むことが好きなおばあちゃんです。よろしくお願いします。
« 最初
‹ 前
…
16
17
18
19
20
21
22
23
24
…
次 ›
最後 »
節分の豆まきパラリ どの部屋も鬼が逃げ出す暗闇の中
5
この背中もし羽根生えてくれたなら 鯨の潮を避けて飛びたい
3
我よりも美しき歌詠う人 ただ憧れてこたつに座る
6
福寿草雪の下には太陽の 小さな切れ端春の証の
10
無人駅小さな時計時刻む 時計と列車の他は音なし
9
朝焼けに合わせる手と手で始まって 夕焼け手降りさよなら一日
4
家並みの向こうの向こう純白の山並みのあり背筋伸ばす吾
6
癖になるポテトチップス止めどなし 少し感じる罪悪感と
6
もったいない風と光よ昼過ぎの洗濯物に刺さる乾燥
6
海の見える施設に入るといふ ひまわり色の風見える部屋
9
プリキュアになりたい夢がケーキ屋に 春の近づくほんのひと足
5
被災地に続く青空 光ごと ラップで包みいたわれたなら
9
誰にでも言ってもせんないことのあり ないこととして飲み込み笑う
11
友の手はダブルワークに荒れており 柚子のクリーム一緒に塗りぬ
8
大好きな人の家業はお寿司屋で 指から香る酢の香清らか
6
ぼちぼちと忘れておりぬ過去のこと いいことと言ふ私もいたり
5
孫作るチーズケーキの甘さには 珈琲だけでは消えぬ優しさ
5
軽トラを手離した日を後悔す ボランティアには要るものだから
4
「古希だって!信じられない」と言う人の 髪を結んだゴムのピンクよ
10
集まった同級生は皆肩に 乗っけておりぬ悲しみ痛み
11
名も知らぬ島に行きたし空と海区別の付かぬ絵のような
5
揚げたてのコロッケ焼き鮭お刺身の 千円ランチで家族の絆
8
走る
女性
(
ひと
)
四十二.一九五 あなたは風より風になりたり
5
女子マラソン 女神は風の馬に乗り ゴールのパリに鞭振り下ろす
5
運命の人があなたと思わない アミダが選んだ運はあるけど
6
決めたこときちんとやろう デジタルの時計の真面目見習いなさい
6
魂が触れあったとも思う
人達
(
ひと
)
ランチに弾む言葉の愛し
4
雪の
夜
(
よ
)
に月は高くに上りたり 家々かすかに照らしておりぬ
8
悪口が芸なる人の漫才の 終わった後の 笑顔美し
5
水仙のイラスト隅に描いてみた 友に送った春の葉書に
12
« 最初
‹ 前
…
16
17
18
19
20
21
22
23
24
…
次 ›
最後 »