tomatojapan
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気まぐれに も一度アイコン 変えました

てにをはの ぎこちなさげな 三十一みそひとの 心のゆらぎ 見えて 隠れて
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生きる日はフラッシュバックの重なりて 窓打つ雨の メトロノームよ
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老いなれば 耳元近くのヒソヒソは 秘密の話 されど大声
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立ち回る先々に置く百均の老眼鏡の有り難きかな
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風流る 季節が変わる 人が逝く 花菖蒲散る 紫陽花の咲く
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「老いたれど血気盛ん」と怒る君 製造中止の白熱電球
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白熱の電球揺れる部屋恋し LEDの冷たきほだ
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上の句に何を置いてもいい朝よ 大谷翔平二十六号
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古希過ぎぬ煩悩多き悪童も白寿の母の露払いにして
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訊くけれど 「こちらのドアが開きます」 の「こちら」はどちら こっちじゃないの?
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後期前 冥土の土産の嵩張れば 腹膨るるほどの我儘と知る
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ニッポンのエアコンの風集めたり 梅雨空北に押し上げて、夏至
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五十年を行きつ戻りつ酌み交わす酒は愉しきタイムマシンに
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「いいよね」のあざとき言葉の切先を柔らに包む「いいかも」のきぬ
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青年の背中を押し吹く風ふたつみつよつあれば告れたあの夜
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マルクスを語る貴女は輝いて 高一の夏 ノンポリの夏
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太閤の夢叶いしかドローンてふ花火の映えて万博の空
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駅メロの残るホームに佇めば 往きしモノ・コト 逝きし人・時
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旧友の縁の取り持つ「北とぴあ」 孫の合唱 LINEに響く
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備蓄米千九百円なるを見る 枯れたはずの情熱のダッシュ
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長嶋に幾たびともなく重ねてた生きてく挫折のそのたびごとに
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ケーブルの規格合わずにプロジェクター 白布寂し初会議なり
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列はじけ声あげる子らを目で追えばせわしくもたのし花菖蒲のみち
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樹々青し そよふく風に 湯の匂ひ 胸のさざなみ 君が足音
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森高の「雨」の流れるスーパーの 外は雨降り 濡れてもいいか
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花咲かせ『記憶に残る人』あれば われはひっそり枯るる下草
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いつどこで見られていたか 今日の雨 「ふだんのおこない」からの真実
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奥入瀬の流れのごとき歌難し 岩穿ちつつ 苔結びつつ
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一歩ずつ湿度染み込むウォーキング道草うれしスーパーでホッ
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だれでもが飲んでいいはずだよね ちょっと気が引けているガストのスープ
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