tomatojapan
127
126
投稿数
2403

気まぐれに も一度アイコン 変えました

Google(グーグル)の時間旅行の懐かしき 幼き孫の上書きをする
13
とぼとぼと歩く母の背小さくて  すこやか祈る 春の風吹く
18
白寿なる耳遠き母と一語ずつ幼き日のことLINEで語る
14
今日もまた 踊り場のない階段で 踊り疲れて うずくまる君
12
ガチャ回すちひさき孫の手に見入り彼岸に思う親ガチャの縁
14
一口で飲み干すもよし 人生の飲み残しだし 終活なんて
14
高圧線が五線譜のごと切り分けてエレベーター塔は青空に立つ
15
居酒屋の話題にことかく暇のなし 病気・病院・惚け・薬・墓
9
「異国か」と見まごうばかりの物価高外面(そとづら)優し「円」の内面(うちづら)
9
二年ぶり会う友不意の老け顔にタイムラグにて「やあ」・「おう」・「しばらく」
13
さりとてと 苦しみぬけて 楽するは まだ機にあらず 次の花待つ/さ・く・ら・ま・つ
9
逝きし人の顔薄るるを理(ことわり)と知らば春陽(はるひ)の我にやさしき
16
震災が人のこころを炙り出す 宴酣(えんたけなわ)の選挙を踊る
8
いつのまに主語なき災禍の人々に及ばざりしか八十年は
15
「サクラサク」知らせの続く春の日の 朧の空はサヨナラの色
18
「思い出」のジャンルを軽く超えてくるフラッシュバックの哀しき凄み
14
腰痛の妻に付き添う通院の帰り路(じ)付き添い交代になり
10
そちこちで鼻水啜る音のする京王線の電車は春へ
11
佐々木朗希(ローキ)からザッピングにてトランプへ思いは揺れる我(われ)地球市民
12
春の歌を捻り損ねて日の暮れて寒の戻りの燗冷まし呑む
15
ボケてみる ツッコミ入れる オチつける こころの薄紙 一枚剥げる
16
孫たちの入学・進学重なって祝いの春は 老後の余震/物入りだとかで支出は先に
12
四年目の金魚すくすく育ちおり 祭りの夜の記憶の薄れ
16
君の短歌(うた)の囀(さえず)るがごとやさしければ春ほころびて鵯(ひよどり)の舞う
15
飲みきれぬ水割り妻(きみ)が手伝って もうほろ酔いの、まだ七時半
11
スイッチの⎜(たていち)◯(まる)がわからない どっちがONなの どっちがOFFなの
7
足形に脱げたソックス 出(いで)よ、春 梅ほころんで 我ねころんで
14
「おきざり」を「おにぎり」と読み間違えて悲しみさえも可笑しみになり
12
出会いとも別れとも見ゆ Y字路に ヒマラヤスギの木漏れ日 ゆらり
15
「男はね照れがあるから言えない」を超えてみようか 古希も過ぎたし
14