咲弥
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初心者です。宜しくお願い致します。

人生が いかに悲惨か 知ることで 小さき事の 喜びを知る
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月が満ち 人の心も ざわめくか 心静かに 仕事やりたし
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それぞれの 趣味の話を 持ち寄りて 語る時間の 過ぎる早さよ
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スーパーの 売り場の棚で ぶどう狩り 家族連れらの 楽しき笑顔
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週末の うたかた短歌 賑やかで 明日の仕事の 励みとなれり
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虹が出て 思わず空を 見上げては 祈りと願い 手と手を合わせ
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寝息たて すやすや眠る 愛猫きみは今  夢見てるらし 口元動く
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キラキラと 川面光りて 鳥が飛ぶ まだまだ夏は 終わりを告げぬ
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草を刈り 秋の庭へと 衣替え 球根たちも 息をしており
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受話器越し ひぐらしの声 聴かせける 息子の優しさ 嬉しく思う
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亡き祖母の 厳しさ語る 老いた母 自分自身を 鼓舞するように
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最後まで 生きようとする 蝉を見て 生命力の 底力知る
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長月に 入りて空を 眺むれば 雲悠然と 季節進めむ
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庭の隅 わずかに残る 夏の味 今年最後の ニガウリ甘し
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知らぬ間に 自炊の腕を 上げし子の 優しい料理 病に効いて
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夕空に ツクツクボウシ 行く夏を 惜しむかのよう 淋しく鳴けり
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ニガウリの 収穫嬉し 病み上がり 豆腐ともやし 卵も入れて
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夏の日の 遠い記憶の 残像は 瓶に詰め込み 海に流そう
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夏風邪を 置き土産にて 酷暑行き 秋の虫達 夜に演奏
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うたかたの 畑豊作 賑やかに 夏休みこそ ゆるり短歌で
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体温を 超える暑さに 慣れた頃 空高くなり アキアカネ飛ぶ
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草むらの 虫追う猫に 夏の陽が 少し傾く 午後の風景
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遠征の 先より届く 果物は 子からの愛の サプライズなり
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稜線は 美しかろと 想い馳せ 夏山登山 我を誘惑
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倒れても 走り続ける 我が子らに 母の心配 届いているか
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うたかたで 心通わせ 思い乗せ 四百達成 素晴らしきかな
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戦禍にて 尊き命 奪われし 若きたまの 無念忘れじ
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疲れても 仕事休めぬ 繁忙期 蝉の鳴き声 応援歌なり
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そよそよと 晩夏のような 風が吹き 自然も人を 試すよな朝
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思うより 人の心は 優しくて 誰かの為に 明日も生きる
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