Utakata
登録
Login
咲弥
フォロー
173
フォロワー
123
投稿数
409
初心者です。宜しくお願い致します。
« 最初
‹ 前
…
9
10
11
12
13
14
次 ›
最後 »
むくむくと 入道雲の ごとくなり 言葉は湧きて 血や肉となる
19
風鈴の 音色は 夏の思ひ出を 泣いた分だけ 美しくする
13
寂しさに 気付かぬ時は 過ぎやすし きらきら光る 無邪気な笑顔
10
故人達 お盆に帰省 するを待ち 元気なるかな 年老いた母
12
静と動 真逆のようで 延長線 静から生まれ 心身の動
13
彷徨える 人の心は 玉手箱 移ろいやすく けふは何色
18
陽の光 全ての人に 降り注げ 優しく強く 隔たりもなく
11
気にならず 苦にもならない 人になり 霧雨となり 土に還りぬ
12
旅立ちは 全てのものを 手放すことと 思い巡らせ 香を焚く朝
12
縁あらば また逢えむとす 潔さ 時は戻せず 先を見るのみ
12
風が吹く 同じ日はない そんな事 知っているから 風よ吹け
12
木は木とて 花は花とて 生きる道 人はいかよう 生くるべきかは
16
ブルーベリー 数粒獲りて 食卓に 小さき庭の 夏の楽しみ
21
優しさに 触れた心は 強くなり 温もりだけを 散りばめてゆく
16
夏を待ち ようやく外界 羽化できず 蝉の幼虫 亡骸が泣く
15
窓を打つ 雨音強く 響く夜は 墨の香りが 心に響く
11
夏空に 思いを馳せて
球
(
たま
)
を追う 高校球児に 努力教はる
14
常はなし
宙
(
そら
)
の広さも 人の世も 移ろい続く 時といふもの
11
この
一瞬
(
とき
)
は ソーダのごとく 泡となり 人は記憶を 組み立てている
24
懐かしい 万年筆で したためる 一文字ずつに 生き様
滲む
(
にじむ
)
17
生きている いま生きてると 自覚する それ以上でも それ以下でもなく
23
百合の花 威風堂々と 咲く朝や けふは記念日 育つ球根
14
古代より 人の愚かさ 包み込み 魂宿す 縄文の杉
18
空を舞う 鳥から学ぶ 幸せは 心を放ち 生きる姿勢
12
風そよぎ 柳の枝は 折れずとも しなやかに吹け 心の隅に
15
墓参り どんな息子に なったかな 想ひ涙す 夏の日の午後
27
つまずいて 転んで立って また転ぶ 何回だって 起き上がってやれ
19
終わらない 痛みはないと 腹括り 痛み苦しみ 今世限りと
7
光差す 苔むす寺の せせらぎに トンボ止まりて 幕上がる夏
17
陽を浴びて こぼれんばかり 笑み浮かぶ 庭の木々たち 踊りける猫
9
« 最初
‹ 前
…
9
10
11
12
13
14
次 ›
最後 »