Utakata
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咲弥
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初心者です。宜しくお願い致します。
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窓を打つ 雨音強く 響く夜は 墨の香りが 心に響く
11
夏空に 思いを馳せて
球
(
たま
)
を追う 高校球児に 努力教はる
14
常はなし
宙
(
そら
)
の広さも 人の世も 移ろい続く 時といふもの
11
この
一瞬
(
とき
)
は ソーダのごとく 泡となり 人は記憶を 組み立てている
24
懐かしい 万年筆で したためる 一文字ずつに 生き様
滲む
(
にじむ
)
17
生きている いま生きてると 自覚する それ以上でも それ以下でもなく
23
百合の花 威風堂々と 咲く朝や けふは記念日 育つ球根
14
古代より 人の愚かさ 包み込み 魂宿す 縄文の杉
18
空を舞う 鳥から学ぶ 幸せは 心を放ち 生きる姿勢
12
風そよぎ 柳の枝は 折れずとも しなやかに吹け 心の隅に
15
墓参り どんな息子に なったかな 想ひ涙す 夏の日の午後
27
つまずいて 転んで立って また転ぶ 何回だって 起き上がってやれ
19
終わらない 痛みはないと 腹括り 痛み苦しみ 今世限りと
7
光差す 苔むす寺の せせらぎに トンボ止まりて 幕上がる夏
17
陽を浴びて こぼれんばかり 笑み浮かぶ 庭の木々たち 踊りける猫
9
矛と盾 絡まる糸を ほどくのは わずかな知恵と 果てしない愛
15
世の中で 起きていること 知らぬ猫 ただひたすらに 主を癒やす
16
人の世は 無常の風が 吹き渡り 初夏の草木が 愛おしく見え
12
緑萌ゆ 土の香立てる 雨上がり 万物すべて 天より来たる
19
幾度の 絶望乗り越え 行く先に 小さき希望を 見つけし夕べ
12
怒りとは 自分自身を 焼き尽くす 深呼吸して 去る時を待つ
17
地域猫 挨拶代わり 目を細め へこたれるなと 激励される
22
武器を捨て 譲る気持ちを 持ち寄れば きっと世界は 愛で満ちてく
10
言の葉は 心を映す 画となりて 彩を増し 人を仕上げる
11
雨露に 光し草の まばゆさは 何を照らすか 暗き心に
7
遠かれど つながっている 空と海 健やかであれ 笑顔で祈る
12
幾度も 季節は変はり 人は果て 変はらぬものは 無きものと知る
8
磨き上げ 心の塵を 磨き上げ 元々おなじ 全て原石
11
今は亡き 初恋の君 夢に出づ 嫉妬する我 目覚めて笑ふ
8
空白み 動き出したる 朝の街 淹れたての珈琲 時を運びし
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