花子
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朝陽射し 窓に映える 君の影  夢かうつつか 白銀射して まぼろし消える
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朧月 紅桜隠し 春の宵 今宵一夜の 旅の空 旅路の果ては故郷(さと)の秋 幾山越えて
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朝茜 山紫に 水澄みて 深山入るや  陽高く上がり 山嶺連なりに 菩薩像揺れ 夏遍路 
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三日月の 蓮池映える 水鏡 松風騒ぎ 池の鯉跳ね   鈴虫鳴き  秋の夕暮れ
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遠き日に 思いを馳せる 夕暮れは 秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 山の端陰り せせらぎ遠くになりにけり 
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紅花の 陽射して映える 春の空 梅の香こぼれ メジロ酔いしれ 我もをや  長閑けし 
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春霞 桜の木の下で 独り影  目には見えねど 春の香りに 誘われて 舞いつつ その影消える 夏は来ぬ
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春月夜 香こぼれる 枝垂れ梅 酒酌み交わし 花の宴  
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遠き日に 思いを馳せて 枯れすすき 秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 川の音ね消入り 秋の夕暮れ
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朧月 寂しさ募る 春の暮れ 山の端かすみ 月影おぼろ 雁帰る 泣き濡れて
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空の碧  白さ映えるや モクレンの 白陽浴び 香こぼれて 春一路 
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せせらぎの 葦の葉戦ぐ 夏終わる  山の端遠く 暮れなずみ 秋風立ちて  枯れすすき
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つづら折りの 峠越えるや 朝陽射し 白雲走り 日高く昇る  黄色一色 向日葵の
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うしろ髪 爽やかに揺れ 日溜まりて 残り香追いし  一歩二歩と 後ろ影消え
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春雨の しなやかに降り 霞立ち 濡れて色濃き 野辺に咲く花 春一路
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春の空 昨日今日と 薄曇り しとしとと降り 桜散る
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霞去りて 湖上陽射し 春盛り 雲雀さえずり 野辺に咲く花 黄色一色
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うしろ髪 しなやかに揺れ 艶めきて  後ろ影去るや 香漂う
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野辺の花 黄色一色 ほころびて   揺らぐ春の陽 陽炎立ちて
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うしろ髪 しなやかに揺れ 残り香溢れ 大地息づき 青葉生き生き 花咲き満つる
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梅の園 春の夕暮れ 来てみれば 山の端かすみ 香りぞ溢れけり メジロさえずり
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うしろ髪 しなやかに揺れ 残り香の 匂い爽やか まぼろし消ゆる
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春寒し メジロさえずり 梅の園 梅の香こぼれ 里艶めきて
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ほっこりと 久方ぶりの 友の顔 春風戦ぎ 桜ほころび 又の日を
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みどり濃き 深山陽射して 春日和 黄色一色 鐘がなる 古寺の
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空の碧  白さ清けし モクレンの 白陽はくよう浴びて 心なごみて 春日和
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桜咲く 心晴れやか 春日和 冬衣脱ぎ 春を身に纏いて 光の中へ
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雪吹雪 椿枝垂れる  雪間に落ちて くれない滲む   雪の足跡 振り返り
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モクレン  白さ映えるや 空の碧 香りこぼれる  心うららなり 
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綿雪の 地に落つる間に 牡丹雪 独りゆく 雪の足跡 溶けて流れる 雪解水
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