花子
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378
冬の日の 天空架ける かずら橋 凍つ山おろしに ゆらゆら揺る 
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木枯らしや 枯れ野を巡る 黄昏れに 独り我が影 黙して行かん  
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遠き日に 思いを馳せるや せせらぎの 秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 川の音ね寂し  忍ぶその影 歌を詠む 
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薄墨流し 山の端おぼろ 桜散りぬる 春を惜しみて 酒を酌み
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葉桜の 若葉芽ふき 空を埋みて 夏は来ぬ
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春の宵 かすみかかりて 朧月 夜風身に沁み 遠き古里 恋しかの山 月影射して 風薫る 
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夏来たる ぐんぐん伸びる たけのこや 季節彩る たけのこご飯 母の味 ほくほく匂い 笑み溢れ
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朧月 水なき空に 桜舞う 白波 引いては寄せる 母の面影 重なりぬ 影を慕いて
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春霞 香溢れて 梅の園 山又山に陽陰り ふるさと遠くなりにけり  辿り着きにし終の棲家かな 鐘が鳴る
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雪景色 雪のこぼるる 一枝の  やまね( 山音)泣き濡れ 静けしや
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春の朝  梅の香こぼれ 山の端のメジロさえずり  馬いななき 山里目覚め 陽は昇る
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桜散り 路埋み 乙女が池の 梅の香溢れ うぐいす鳴くは 春はあけぼの
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つがい鴨 仲睦まじく 微笑まし 南風吹くや 日温まりて 北帰りゆく
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春日和 テラスに留まる 日溜まりの   光り輝やく つがいの鳥よ
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うしろ髪 揺るる残り香 満ち満ちて 君の影去り 春惜しむ
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遠き日に 思い馳せる 夕暮れは 秋風立ちぬ 葦の葉戦ぎ 君の後ろ影  
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山もみじ 深山陽射して 秋の暮れ 紅色一色 鐘がなる 古寺の
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春の朝 朝露に濡れ 野辺の草    白玉溢れ 大地漲る 奥山の道
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春びより  窓に移りし 君が影  夢かうつつか  今は消えゆく
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朧月 影透き見ゆる 紅桜  今宵一夜の 故郷(さと)の秋かも   
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朝茜 山紫に 水澄みて 深山入るや  陽高く上がり 山嶺連なりに 菩薩像揺れ 夏遍路 
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三日月の 蓮池映える 水鏡 松風騒ぎ 池の鯉跳ね   鈴虫鳴き  秋の夕暮れ
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遠き日に 思いを馳せる 夕暮れは 秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 山の端陰り せせらぎ遠くになりにけり 
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紅花の 陽射して映える 春の空 梅の香こぼれ メジロ酔いしれ 我もをや  長閑けし 
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春霞 桜の木の下で 独り身の  香りに消えゆく 夏は来ぬれば
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春月夜 香りあふるる 枝垂れ梅 酒酌み交わせば 友の笑顔かな  
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遠き日に 思いを馳せて 枯れすすき  涼風渡り 川の音ね悲し 秋の夕暮れ
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朧月 寂しさ募る 春の暮れ 山の端かすみ 月影おぼろ 雁帰る 泣き濡れて
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空の碧  白さ映えるや モクレンの 白陽浴び 香こぼれて 春一路 
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せせらぎの 葦の葉戦ぐ 夏終わる  山の端遠く    枯れすすき立つ
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