Utakata
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花子
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山の脊に 青葉茂れる 霧雨の 色濃き青葉 白銀の玉溢れ 心ときめき 夏は来ぬ
4
葉桜に 雀宿りて さつき雨 煙あたたか 湯の里暮れて すずめさえずり 飛びたたむ 緑の奥へ 一歩踏み出す
3
青い山 通り雨過ぎ 蝉時雨 白陽溢れ 山のみどり葉 きらきら戦ぎ 陽背おいて 山こだま
4
秋の海 夕陽沈みて 茜色 引いて寄せる 貝殻ひとつ 拾いてこぼれ 涙枯らし 故郷帰らじ
4
風光る 水面に届けや 葉桜の 風にひらひら 舞い空埋み 五月晴れ
6
冬の海 霞み渡りて 風光る 富士の山嶺 凍つ風吹きて 白雲走り。幾山越えて 旅人独り
3
風光る 桜舞い散り 影透きて 葉桜茂る 匂い爽やか 空を埋めて緑清けし 春の訪れ
3
冬の海 霞み渡りて 風光る 富士の山嶺 凍つ風吹きて 白雲走り 旅の空
5
風光る 木の影透きて 桜散り 葉桜茂れる 匂い酔いしれ 夏は来ぬ
6
雪しぐれ 雪降り積もり 月影さやか 日は昇り 独り雪掻き 人笑みこぼれ
7
夏盛り 峠越えるや 風光る 白雲走り 金の矢射して 向日葵向かいて ゆらゆらと
3
春霞 霧雨かかる 山の背に 白銀の玉溢れ はこべに溢る
4
朝陽射し 峠越えるや 白雲走り 金の輪輝き 向日葵向かい ゆらゆらと
7
朝顔の 朝に生まるる 夕に死ぬる 露落ちて 花は残れども 夕陽に枯るるは 時の移ろいの 儚さよ
5
夏の日の 八月の雨 しとしとと 金の輪昇り 光り輝き ひまわりゆらり 雨あがる
5
風光る 花の木の下 桜散り 葉桜茂れる 若葉むせびて 夏は来ぬ
5
朝顔の 朝に生まるる 露落ちて 花残れども 夕べに枯れる 虚しさよ
5
乙女葉の 生々の香こう 瑞々し むせび漂い 群青埋み 風光る
5
風光る 花の木陰に 桜散り 葉桜茂れる 匂い漂い 目に沁みる 夏は来ぬ
4
遠き日に 思い馳せる 暮れなずみ 秋風立ちぬ 葦の葉戦ぎ 山の端陰り 胸にしみる 茜空
3
せせらぎの 葦の葉戦ぎ 暮れなずむ 山の端遠く 遠き夏の日に
4
五月雨の しとしとと降り 雨あがり 陽炎昇り ひまわり揺れるや 夏ぞ来たる ひまわり揺れて
5
朝顔の 朝に生まるる 一日の命 夕陽を浴びて 枯れる儚さよ
5
山又山の 家路たどるは 遠い空 遙か彼方の 君行く道は 御魂の中へ 春遍路
4
静けしや 我が魂の 幾とせ 憂い哀しみ 淋しさに堪え 海に誘われ 波と戯れ 影長くして 家路へたどるは 御魂の許へ
4
風光る 緑濃き嶺に 陽溜まりて 陽炎揺るる 金の輪輝き 御来光
7
春霞 山の端映える 若葉の香 目には見えねど 匂い爽やか 夏は来ぬ
5
風光る 花の木の下 桜散る 目には見えねど 匂いまろやか 若葉萌え 夏は来ぬ
5
夏朝日 垣根しなだれ 朝顔の 背負うその影 夕べには 薄れ枯れゆく 儚さよ 浮世もしかり人の散り際をかしけれ
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朝陽射す 垣根しなだれ 朝顔の 陽背負いその影 薄れ消えゆく 一日花の儚さよ
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