花子
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朧月 紅桜隠し 春の宵 今宵一夜の 旅の空 幾山越えて大海渡り 人の世は夢か幻か
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地吹雪の 旅にしあれば 想い人 霜柱踏み 雪に吸わるる 
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リンドウの 咲くやとわん 遠き空  薄墨の道 我独り行く
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桜散り 心静けし 五月晴れ つつじ綻び 空碧く澄み  
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梅の園 春の夕暮れ 来てみれば 山の端かすみ 香り溢れる 
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朝陽射す 垣根しなだれ 朝顔の  影消えゆきて 薄れ消えゆく 夏の暮れ
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春の宵 霞かかりて  朧月  その影射し 桜舞い散り  水なき空に 花いかだ
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鳩羽色の 出尻鳩胸 押し寄せる 陽のあたる坂に ジャスミン笑み交わす
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亜麻色の 出尻鳩胸 押し寄せる 陽のあたる坂に その影長く ジャスミン香る 乙女去りぬ
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亜麻色の 出尻鳩胸 押し寄せる 陽のあたる坂に ジャスミン溢れ
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西陽射し 寄せては返す さざ波に 貝拾う影 その影おぼろ 秋の夕暮れ
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春日和 香溢れて 梅の園 来てみれば おぼろ雲たなびき 山の端かすみ ふるさと遠くなりにけり  
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春日和 山の端かすみ 夕まぐれ  山滴るや 白銀の玉溢れ 碧い空
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桜散る 山の端おぼろ 薄墨の 散るを惜しみて いとわびしきに
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桜舞い 引いては返す 花いかだ 夜風身に沁み ふるさとを恋ふ
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つがい鴨 仲睦まじく 微笑まし 南風吹き 薄氷溶けて 北へ往く
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桜散る 引いては寄せる 花いかだ 夜風寂しく 面影ぞ立つ
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新緑の 涼風そよぐ  空の碧  哀しき郷さとに 想いは尽きず      
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雲の峰 青空跨ぐ ふるさとの 時代は駆ける 踏みしめる 今日を刻みて
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春の宵 山の端おぼろ 薄墨流し 桜散りぬるを 水無き空に 花いかだ
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夏の日の 思いを馳せる 記憶は遠くなりぬれど  秋風立ちて  せせらぎ寂し   
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春日和 しなやかに揺れ うしろ髪 香残して  生気溢れるや  振り返る
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秋の暮れ  思い馳せる 遠き日に 秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 山の端陰り 茜色
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春盛り 日差し浴びて まどろめば   散りゆく桜に 葉桜映える 
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桜散る 葉桜映える 新緑に 風吹き抜けて 麦茶冷ゆ
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春の宵 霞かかりて  朧月    引いては寄せて  花いかだかな 
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春の宵 霞かかりて  朧月  月影透かし 桜舞い散り しず心  
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春盛り 日差し浴びて まどろめば  散りゆく桜に 葉桜映えて 
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春盛り 日差し浴びて うとうとと  まどろむ間に 桜舞い散り 葉桜映える 夏は来ぬ
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雪吹雪 こだま返らず 冬の夕暮 独り影 雪の足跡  振り返り
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