Utakata
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友達につぎに言わねば ボケ始め電話の話題は何度目でしょう
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可否・疑問なべて答えは「大丈夫!」ぴしゃり会話はなりたたなくて
10
澄み渡る空は私を連れ出して残りの秋の枯れ葉踏み行く
22
仲間との朝餉楽しむ窓に沿う紅葉初める木木に雨ふる
7
紅葉の四方の山々仰ぎ見てあかまんまの群れバスを見送る
10
紅葉の中を宿へと急ぐバス少し若やぐ老人を乗せ
14
積雪の石北峠映されて旅の準備にダウンはいかが
12
棚へ寄る野鳥と分け合い摘むブドウ香り満たしてジャムを煮詰める
21
みそ汁へたっぷり入れる鮭・やさい狩猟の民の
裔
(
すえ
)
なる夫へ
17
雪虫は名残の暑気を好むらし乱舞の様を飽かず眺むる
8
玉ねぎの不作を聞きしあくる日は直売所へと一走りせん
10
儚げに舞うゆきむしの五つ六つ朱のダリヤを廻りて止まず
8
紫煙上げ
咳
(
しわぶ
)
く夫と半世紀いつかできぬか逆回転を
12
朝
(
あした
)
には緑肥にならんひまわりの鮮やかな黃の今朝は哀しく
16
待ち待ちた秋晴れの朝満開の緑肥ひまわり色鮮やかに
10
急速に進む秋には追いつけずストーブ点火の初日向かえる
12
銀鼠の降り続く日日うなだれる霜くる前の大輪ダリア
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眠らする球根に降る強き雨半年余りの滋養になるや
10
あんなにも待ち遠しかった秋なのに少し寒すぎ夏が恋しい
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来年は良き花見せよと土を掛け球根休ます秋晴れの午後
22
のろのろと車検の代車で行くスーパー居並ぶカボチャに目鼻つきおり
12
五年目のテレビは既に映らない音声だけがくっきり響き
11
筋子
(
はららご
)
をそおっと取出す指先に触るる凹凸命幾千
17
忘れずに今年も訪いくる雪虫の律儀さが好き 冬は好まず
9
絶品の望月の寄る我が窓辺亡兄は何処の空より見るや
11
水温の高きに帰れぬ鮭なのか故郷目指し迷子が増える
14
いつか見た欄干に立つアオサギの
?
(
はてな
)
の形また思い出す
11
スマートな秋刀魚高値の大根にため息も出ず秋は進みぬ
16
「滲み画」の手ほどきうける秋の夜の上手くはいかぬが不思議な時間
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彼岸会の父母に逢う日の空高く紛うことなく帰りていよう
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