Utakata
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りんりん
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いろいろ凹む……
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連休に遊び過ぎてはいけないと告げてるような初日の大雨
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胸の中君が占めてる割合は黄金比率のビール位だよ
7
車停め横断歩道渡るとき海割るモーセの気分さながら
6
読み難き月極の文字見る度に地主の名だと思い込む父
6
「相当の
大地主
(
おおじぬし
)
ばい」父の言う“大地主”の名は【月極さん】らし
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日常のなんてことないひとコマをドラマに変える三十一文字
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コーヒーはインスタントで立ち飲みし占いチラ見の朝の戦士は
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“作りたい”から“作らねば”に変わった弁当今も美味しいですか?
4
ラディッシュを“ダルビッシュ”だと言い違えほほ赤らめる子ラディッシュの如
3
タラレバで選ばなかった道見つめ後悔する癖足枷となる
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「イラつく
!
」と目を三角にする君は思春期の渦もがいて、もがいて
4
嘘つけば瞬き多くなる君の優しい嘘に騙されたげる
6
寝付けずに深夜のテレビ眺めてる犬も食わない摩擦起きた日
3
携帯が振動する度期待する貴方の返事に依存している
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暑い日の強い味方の素麺が売れ行き好調晩春の店
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鮟鱇の甘い誘いに捕まって喰われてもいいどうせ死ぬなら
3
エプロンの紐をうしろで蝶にして女上司が主婦へと変わる
10
いっそ黒に染めてくれたら楽なのに半端なグレーを生きる辛さよ
3
メドゥーサの頭の如き寝起きの
娘
(
こ
)
「鏡よ鏡」で乙女に成りゆく
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良い知らせ ツバメと共に舞い込んで 軒先の粗相 今日は許そう
7
自慢屋の彼女の会話は退屈で「ハ行」で相槌外は快晴
7
「なぞなぞを出してよ」吾子よ なぜ君は 登校せぬのか? それが謎謎
4
わざと「ん」で終わらすしりとりのように勝手に恋を終わらせた人
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「とりあえずビール頂戴」穴埋めに呼ばれた我も“とりあえず”居る
6
居場所無く 無力で惨めな
中学校
(
はこ
)
の中 よく頑張ったよね 十五の私
3
脱ぎ捨てた靴下拾う等という名もなき家事に感謝の意も無し
8
難病は自由に動くコト奪い血液盗む蚊さえ払えぬ
6
酸欠の金魚の如き父の口にそっと当てがう“楽飲み”の先
4
憂鬱と黄砂に霞んだこの街を清めるが如雨は降りたり
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死に触れて帰り道には腹が鳴る生きるというは腹が減ること
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