Utakata
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りんりん
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あまり上手く詠めませんが、いいね♥️が励みになります。ありがとう
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YouTubeに 甥は生業 見つけだし 今を生きてる 少し羨む
4
菜種梅雨 その長雨があればこそ 新緑光る 五月に会える
3
姉の名の ふりかけある事 嫉妬して 拗ねた紫色の思い出
4
うちの嫁 奥さん妻と 使い分け 君はそんなに器用だったか
6
ほか弁の 主役のおかずに 隠れつつ いい味吸い込む パスタはズルい
3
人知れず咲く花もまた春の花桜の下で主役になれずに
4
家移りの
(
やうつり
)
役割終えた 段ボール 疲労と共に ミルフィーユにする
4
住民課 転居届けの 列をなす 卯の月最初の月曜と気づく
2
卵焼きしょっぱい
?
甘いか
?
論争を経ておふくろの味超えてやる
5
ひと切れのシャケの切り身を分け合った家族になれた日曜日の昼
10
母が逝き その三週後に君が
生まれ
(
来て
)
輪廻転生 その意味を知る
10
顔のキズさえも生きた証なり化粧施しおくりびとは言う
4
語彙力なきわれが使う言の葉は着回し飽きたTシャツのよう
7
肩こりや頭痛は
病
(
やまい
)
の内になく
鎮痛剤
(
くすり
)
を飲みて笑顔をツクル
3
承認のニードは短歌の“いいね”にて満潮の如満たされていく
3
モールスのリズムの如き不器用な並縫いさえも吾子の愛嬌
3
絶え間なく吸啜をする未熟児の眼に「生きる!」の輝きを見る
5
フォークからポロンと逃げたミニトマト「刺されてなるか
!
」と意志あるようで
8
叱られてごめんなさいが言えなくて下向き渡すパピコ半分
7
口癖は「いつお迎えが 来てもいい」九十二歳は
十の薬服用
(
とおのつぶ 飲む
)
7
えびせんの中毒性に似た君の笑顔を今日も探してしまう
5
淡々と値上げ予告をする
アナウンサー
(
アナ
)
よ私しゃもう音を上げたいのだよ
4
早朝の仕事が憂鬱アラームは
5時55分
(
GO!GO!GO!
)
を指す 励まされている
5
嗅覚は 憶えていたのね ふと香る
香水
(
か
)
が施錠してた 記憶引き出す
3
帰り際「なんもなかけど…」仏壇の蜜柑をくれる人の温かさ
5
訪問看護師
(
ほうかん
)
は手折りし桜と共に来る最期の春を共に愛でたり
11
自販機の“つめた
〜
(
あ
)
い”の
〜
(
あ
)
の一文字に
誘われ購入夏日の午後2時
3
外来で隣の婦人の指先は短歌のリズム刻むなりけり
4
ストレスに満ちた社用車窓際に呑気にてんとう虫が遊び
来
(
く
)
2
三年間我にウイルス寄せ付けぬ真白き
マスク
(
かべ
)
を今日も着けゆく
4
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