Utakata
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日常の気になった事やモヤモヤを分かりやすい味わいの有る短歌に詠めたら。
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たこ刺身久方振りに食卓へ半夏生の恩恵を受け
8
降らずとも降ってもやはり気に掛かる水瓶と野菜 梅雨の終盤
7
赤ん坊かぶり付いたり足を乗せて個性豊かな手すり使い
6
慣れてきたセルフカットは上出来の襟足すっきり手に傷残し
10
やって来る夏の暑さを
此処
(
ここ
)
に来てようやく
身体
(
からだ
)
思い出す頃
8
蒸すごとにヘアピンの数増えたので意外と涼しいカチューシャひとつ
8
セルフレジ荷物入れろと叱られて重さ増したとまた叱られた
10
はち合わせすいませんねとお互いにずれる一歩は何故か気が合い
27
品並ぶ棚の前で感じ取る間違い探しのような違和感
11
梅雨空をたんぽぽもどき見上げおり
代
(
か
)
わり
番
(
ばん
)
こに
五月
(
さつき
)
晴れから
6
窓辺から動かぬバッタに流しから動かぬ
蜘蛛
(
くも
)
に強制退去
9
園の池とんぼ飛び交いあめんぼの立てる波紋と風の細波
12
「バタンバタン」こもる熱気を追い出すか暑かった日の駐車場そば
7
今はまだ有りがち
止
(
ど
)
まりも味の有る分かり
易
(
やす
)
げな歌をいつかは
6
週始め載らずの歌が増えてゆくまた載りたいと願ったばかりに
4
高い背を少し丸めて幼子の手を引き歩く若き父親
15
序の口は熱い焙じ茶冷やしつつ水出し煎茶は夏の盛りに
7
この汚れ今度でいいのに自分よりお風呂の方に時間をかけて
11
池
浚
(
さら
)
うそばで
啄
(
ついば
)
む椋鳥とどじょうを狙うカラス
逞
(
たくま
)
し
9
ご無沙汰のタコの刺身も「また鮭」と思えた頃も今は懐かし
8
煮浸しの
茄子色
(
なすいろ
)
きれいに出せたならそれだけできっと
良
(
い
)
い日に変わる
23
様子見の
保留事
(
ほりゅうごと
)
が減らなくて増えてく重さに潰される夜
7
空模様雲の厚さに比例して気分も変わる天気につられて
7
少しだけスマホの写真増えました歌の風景カメラおさめて
9
ワクチンが何度目なろうが接種後はおっかなびっくり過ごす一日
9
座り込む丸い顔した柴犬が笑顔浮かべて動きませんと
9
手を引かれ園児が池を覗き込むおたまじゃくしはまだいるかなと
8
ありふれた水底透ける浅池のまわりで拾う短歌のかけら
18
鶏肉の特売チラシオンライン丸っと囲えず忘れそうです
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いつもより少し遅めになりましたやっと出番の七分のTシャツ
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