Utakata
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日常の気になった事やモヤモヤを分かりやすい味わいの有る短歌に詠めたら。
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マンホール出っぱりうねる道路には乾いた泥水さらさら白い
11
古びても今有る物は戦後からそれも我が家の歴史のひとつ
11
亡き祖母の遺品の中にひっそりと大空襲の「罹災証明」
15
悲しみの知らせと記念日続く日の冷たき風の吹き荒れる弥生
12
若者で無いから私小さめなサクサク入りの黒飴が好き
14
「おそらくは今年最後のなごり雪」そうかそうかと買い出しに行く
13
今日の日を
温
(
ぬく
)
めることだけ考える身体も心も縮こまる雨
17
二番目に高き暖冬も
度々
(
たびたび
)
の寒波襲来つらかったこと
10
道明寺菜飯を添えた桃の日の春の気残る三月四日
11
春の
香
(
か
)
をくるりと巻いた桜餅春の
粒
(
つぶ
)
まとう道明寺かな
13
こすっても振っても指先寄って来るビニール
片
(
へん
)
によく懐かれて
35
寒いうちまずは一枚編み始む毛糸のたわし夏の分まで
15
カレンダーめくってまわるも仕事かなさあさあ月が変わりますよと
15
ガシガシと
剥
(
む
)
く芋支える方の背が痛みて思う
弱
(
よわ
)
っちいなと
12
知らんぷりそれも又良し野良猫に暖かいねと寒いねと言い
22
年かさね行く程必須のスマホなら色々それなり考慮が欲しく
11
プラン機種ベストなペアが出て来ない逃げたいやめたいスマホストレス
13
知らぬ間にサポート終えたソフトウェアまだ使えるにスマホ変えねば
9
たまに来る不調の前触れ知りたくて気圧グラフをなぞる夕刻
16
傘傾げ今日も見上げる通り道日に日に咲いてく梅を見付けて
19
昨日
(
きのう
)
より今日が今日より
明日
(
あした
)
がと夜よりも昼見事冴え返る
10
手がすべり取り落とすたびのため息は空が乱れる前触れに似て
13
ゆっくりとベンチの下を行く蛙明日からまた寒くなるのに
17
同じ市に住んでる人が載っていた正直悔しい月曜の朝
10
手に取ってちまちまほぐすカニカマをまだるっこしく思う日も有り
17
アボカドとサラダがひとつ有るだけのここの本屋は今日も変わらず
12
気が
急
(
せ
)
いて半月早い春一番帳じり合わせに
唸
(
うな
)
る北風
13
不用意に動かす頭ゆうらりとゆらぐ構える少しだけ待つ
10
晴れるたびダウン姿が少なくて春の前線
街中
(
まちなか
)
に見る
12
春先の用向き済んで初午も済んで気にする梅の
綻
(
ほころ
)
び
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