と・・
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日常の気になった事やモヤモヤを分かりやすい味わいの有る短歌に詠めたら。

紫陽花の淡い黄緑ほんのりと色さす桃青ほんのひととき
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長袖をひと折りしつついつもなら七分の頃と思う寒暖差
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曲がり角どっちへ行くか飼い犬と相談しあう散歩道かな
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老犬の短い足にゆっくりと歩幅合わせる飼い主の足
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チャイム鳴りラジオが変わる犬の声そっと火を消す味見の途中
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ボーとする疲れた頭に数粒のラムネ与えて後もう少し
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豆苗の再生栽培収穫を迎えるごとに細くなり行き
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目に沁みる雨上がりの青空に雨で湿気た心と身体からだ
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夜が更けたもう寝てしまえやけっぱち雨の眠気に度々のミス
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本日は 寒い雨にて家事一部変えてお送りします あしからず
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洗濯しやっと仕舞ったパーカーを引っ張り出して着るような雨
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寒い雨眠いしだるい首痛い雨も気温も平年並みで
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からす鳴く「〇あっ!」「〇ぁん!」と「わんっ」とね聴こえなくもないちょっと可愛い…
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ネギ差した袋を肩に家路へとトントントンとネギが背を打つ
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レンジより一足早くイカひじき木耳はじけてポンとお知らせ
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皆揃いタンポポもどきの長い首風行く方へお辞儀を返し
7
鳥達の水浴び跳ねる水しぶき夏が来たよな日差しを受けて
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苔さらいドジョウ探すか水底をトプンと覗くカルガモ一羽
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始まりはズラリ並んだ日本勢櫛の歯抜けてスマホ寂しき
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歌壇には名前も好みの歌もなしかすりもしないが空は晴天
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もしかしてわずかな期待秘めながら名前を探す歌壇の朝に
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伸びていた草木の手入れを少しだけ気付かれ無くても気が済めばよし
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母親の自転車からは幼子が歓声あげる下り坂道
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気付きつついつも通りが丁度良い誕生日しかり母の日しかり
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花粉明け待ち続けてた布団干しそろそろいいと今晴れを待つ
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同じ日にあちこち地震起こる日の日暮れに聞こえる遠雷の音
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めました騒ぐスマホをそういえば朝方の地震ラジオで聞いて
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ひよどりの「いいよいいよ」と 鳴く声に少し笑える気持ちほぐれる
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対策のマスク気が済むまでとしてバス悩ましいかな持病持ち
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買い物のバスを控えて早2年コロナ・インフル同列となる
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