赤珠
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484
心外な 候補当たりて 母怒り 激昂見るも 老いを憐れむ
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夕立の 訪れをみて 空見上げ 雨少ないかと 気もむ梅雨時
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文月の 訪れあれど 外の気は 水気多きに 外居りわろし
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富士講を 横目眺めて 電車待ち 浴衣姿は 初夏の訪れか
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イケメンと 軽妙巧み 使い分け 松野のあんちゃん 身罷みまかり惜しむ
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もう止めよ 夢洲の夢 万博は 各国去りぬ 不様の夏に
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我が髪を 刈り上げし後 鏡見て 白髪多きを 嘆く初夏なり
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初恋の 人の消息 知らねども 異なる町にて 過ごし聞く夏
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教養が 死語になりゆく 我が国よ 初夏の憂いは 今続きたる
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肉球を 広げ安らぐ 白猫は 夏布団で 喉鳴らしたる
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晩春に 母と悪女の 声なじみ 増山女史は 仲間の元征き
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雨続き されど梅雨には まだ早く 今年も不穏か 我が国の気候そら
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文月ふみづきの 始まり告げる 雨の下 安田記念は いと難しき
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欧米は 皆したりと ぬかす者 郷に従え 忘れたる者よ
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タコハイと 私鉄のコラボも 許せぬと 声挙げし者 何様たるや
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ウマ娘 映画で描きし 二〇〇一ゼロイチ年 新入挫折で 退社した頃
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ダービーは 春の終わりを 告げたるも 我が馬券またも 外れと成りゆく
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休出も 役に立たざる 先月の 報酬見つめ 転職を決め
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中尾翁 アクの強かる 豪傑は 初夏の日射しと ともに出立ちて
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久々の 残業やりて 大ポカを げんなりとする 我が家路でも
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とれとれと 耳になじみし コマーシャル タロー翁偲び 蟹を食いたし
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侍女メイドの日 多くは憧れ されど待て 昔ねえやと 呼びし者なり
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厚き雲 雨降らずとも 下谷にて 神輿担ぎが 心躍りたる
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連休の 出社は体 堪えたり 休日外に 出られざる身よ
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生意気だ 浴びせる罵倒 食らえども 四十過ぎた身 何様と反す
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草いきれ 香りを感ずる 五月道 灼ける熱波に 夏来る予感
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パレードの リハーサルする 鼓笛隊 早い暑熱の 昼下がりにて
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不景気と ぼやいて嘆く 人に問う 好景気など いつから来ない
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物価高 我が薄給に 堪えたり 五月連休 今年も出社
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雨が降り 春のついにと 思いきや 二十五度超え 来たる週末
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