Utakata
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赤珠
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白子猫 寒波の下に 保護したり されど威嚇を 未だ続けり
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万馬券 当てるも先の お年玉 生活費では 不安のみなり
0
行く秋に 西・独破る
蒼侍
(
さむらい
)
は 沈む我が国に 光もたらし
3
蹴球で 金星なるが 時の運 されど日独 よく戦えり
0
四十代 またひとつ増え 歳をとり いつか来るらむ 老人の日々
1
古団地 人皆去りて明かりなし 解体近し 寒風の中
2
豪腕が 召される
訃報
(
しらせ
)
耳に
入
(
い
)
り 不屈の男
焔
(
ほむら
)
に消ゆる
3
寒月見 二刻始まる
月食
(
つきは
)
みに 外套着込み 夜空見上げる
2
寒き夜 自ずと作る 熱物か 昨日豚汁 今日湯豆腐
3
霜月の 買い物行くに 足寒し サンダル替えて スニーカー履く
0
霜月の 少女巻きたる襟巻に 冬の足音 一歩近づきて
2
大逃げを 見て叫びたる 秋の楯 彼は粘りて 二着と強し
1
事故遅れ 制服の美女声荒らげ 顔に似ぬ粗野
霜降
(
そうこう
)
の朝
0
秋後半 なかなか見ない 紅葉よ 都会の木々は 季節わからず
0
秋半ば 東京に降る冷えた雨 晩飯カレーで 身を温めん
1
日々過ぎて 幼馴染と縁遠し 無情の秋の 下で淋しき
1
坂上がり 幼馴染の母校にて 学祭ありて 面影偲ぶ
2
秋寒波 思わず作る寄せ鍋で 季節の変わり とくと感ずる
2
定期券 ICいかれて無反応 人の改札 通る秋の瀬
2
寒波来る 気温低下の 神無月 夏がいきなり 冬となりけり
0
巨星落つ 昨日円楽今日猪木
初秋風
(
あきかぜ
)
吹くは 天の招きか
2
高気温 十月初めに未だなり 出雲の神も さぞ憂いるか
0
我が母校 後輩の柄落ちにけり 情けなく思ふ 秋風の中
0
かの
国葬
(
そうぎ
)
嫌な知人の最期に似 送り出しも 苦痛のみなり
1
我が母校 学園祭をやるという 縁遠く思う 初秋の知らせ
1
夜寒し 庭の母猫 子猫連れ 保護を願わん 秋分前
0
我が国に 巨大台風 上がりけり
天罰
(
さばき
)
のためか
浄化
(
きよめ
)
のためか
1
ただ悲し 五輪の穢れ
文庫屋
(
カドカワ
)
も 草葉の陰で
秋燕
(
しゅうえん
)
哭
(
な
)
く
1
仲秋を 過ぎても未だ 夏の熱 プール納めは まだせぬべきか
0
秋雨に 女王陛下
身罷
(
みまか
)
りて 彼奴の国葬 出るに
能
(
あた
)
わず
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