Utakata
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ミツバチ便り
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家族のことをよく詠みます。
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気に入ったブルージーンズシャツ心 使いつづけて擦り切れちゃって
16
姑を入所させたとまだ言えず窓に額をつけて月みる
22
「楽しい」の同意語「嬉しい」そんなんじゃないの気付いて「休みたい」って
9
部屋のごみ捨てずに暮らす君なのに人生捨ててしまっていいの
19
人生の次のターンを予測する あなたは見つけないわ、わたしを
9
我儘を言いたくなった「いつ死ぬかもうわからんな、は駄目」お父さん
10
とんがらし色した夕陽落ちる秋若かりし日の驕りにも似て
16
子は母の約束守らぬものだよ、とだれか笑って私にいって
15
会計でまごまごしてる老爺と父を重ねて目尻が滲む
20
だんだんと早くなりゆく待ち合わせ昨日と少しちがう夕焼け
16
理解して欲しい願いはビルのドア開けた途端に吹き飛ばされて
11
起きなさい片付けなさい行きなさい 司令塔の母歯も磨かずに
20
珈琲を冷めたポットの水で入れ静かに飲むか家を出ようか
10
母という海を超えゆきいつか知れ人しか人を刺さぬということ
11
気づいたら
A
D
H
D
のみこんで秋の光を頬に集める
10
坂の街転がり落ちぬよう母は君の手つなぎ登ってみせる
13
あなたへの愛に溢れた今週も深夜の駅はやっぱ哀しい
17
サラ金の荒いティッシュが涙吸う叔母の葬儀で叔父の老いみる
27
盛り上がる「終活、病気、更年期」けれど一人も死ぬ気はなくて
19
秋雨は野良猫の鼻冷やすだろうイオンとIKEAいくらあっても
9
朱鞠内生まれ氷点下育ち玉置浩二のファンみな友達
8
我はゆく独り暮らしの父のもと「生存確認!」合言葉にし
17
思うより海は広くて深いもの飛び込むことは何度もできる
12
曖昧な不安に追われ逃げたくは一人でいかず 道連れにして
10
私より少し大きくなった玉 落ちるな登れ虹をつかめよ
8
引きずられ差し出した手も振りほどき施設へ義母は 名月の夜に
19
雷走り猫飛び上がり抱きついて私のひざを拠り所にす
15
カフェの隅「更年期やば」「まだ若い」友の目元のたるみ見て言う
9
やわらかな君の心に刺した矢を抜くのはきっとわたしではなく
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雨だった 無視して帰る君の背に「ごめん」を言おうタイムマシンで
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