Utakata
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ミツバチ便り
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家族のことをよく詠みます。
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ブーブーの歯磨きコップは置いてゆけ獣道とて一人で走れ
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雪がやみ上下の白を少しずつ地球の色に染めて朝くる
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「そのバッグまだ持ってたの?」ママ友よ一生だし巻き失敗してろ
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私よりコロナの都合重んじて会いたき人に会えぬ秋雨
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この時代個性自主性重んじてあなたもそうよ走るの?メロス
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真っ直ぐに見つめて話すことはない私の友は匿名のひと
8
純朴も過ぎると心配してた子の眉はいつしか整えられて
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黙ってりゃ珈琲香ると思うでしょ戦争なのよ朝の食卓
12
知り合いを友達と呼ぶ同僚を嫌いと思う 窓の外雪
10
コロナ禍よ早く過ぎろとAmazonが届くたびマスク探すこの手間
6
ひんやりと冬の訪れ思わせて節電破るトイレヒーター
10
栄養と彩り衛生毎朝の弁当作り春で終わり か
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懐かしい友へのLINE打ちながら毎度気づくと寝落ちする夜
7
見渡せばリア充じゃない方のママ集団の最後尾にあたし
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優しみのナイフかざして傷つける私を罰せ赤い三日月
8
水銀のような雨降るこの街で抱きしめた子が今に飛び立つ
9
お義父さんあの日は確か初雪で慌てましたよ九年もなります
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どしゃぶりのバス停に立つあたし今日骨の髄までツイてないかも
8
入店時 手指消毒をする人もせぬ人もいて秋刀魚は旨し
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お誘いを断る理由思いつつ鍋の卵は半熟となり
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枝豆を夏の名残りと固茹でて青い景色を口に広げる
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私より彼女を好きになったこと恋が終わって おかえり息子
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秋陽に干され始めた柿の実よ父の孤独が今ならわかる
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折りたたみ傘をしまえば萎れてく庭の朝顔とうに枯れてて
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飲み干したノンアルコール缶軽く軽く買われて軽く捨てられ
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子の喉にビー玉一つ隠されて思春期だとか反抗期とか
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レントゲン義母の肺には白き花いつか茂って義母を覆うか
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靴底で「じっ」っと震える振動は何日分の命か 蝉よ
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この白き部屋も終わりと知る母の最期の珈琲砂糖多めで
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この痛み夜空に放り投げればいい一生圏外という逃げ道
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