ミツバチ便り
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家族のことをよく詠みます。

秋雨は野良猫の鼻冷やすだろうイオンとIKEAいくらあっても
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朱鞠内生まれ氷点下育ち玉置浩二のファンみな友達
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我はゆく独り暮らしの父のもと「生存確認!」合言葉にし
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思うより海は広くて深いもの飛び込むことは何度もできる
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曖昧な不安に追われ逃げたくは一人でいかず 道連れにして
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私より少し大きくなった玉 落ちるな登れ虹をつかめよ
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引きずられ差し出した手も振りほどき施設へ義母は 名月の夜に
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雷走り猫飛び上がり抱きついて私のひざを拠り所にす
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カフェの隅「更年期やば」「まだ若い」友の目元のたるみ見て言う
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やわらかな君の心に刺した矢を抜くのはきっとわたしではなく
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雨だった 無視して帰る君の背に「ごめん」を言おうタイムマシンで
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体温が宿るシーツに包まれて窓の隙間はさわさわと秋
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「じゃ、またね」うらはら指は浮いたまま子の顔見るとクリックできず
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虫の音に目覚め薄闇ひんやりと朝か夕かとしばし哀しき
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肘ついてテレビ観ながら食事する。子が出てゆけば母脱ぎ捨てて
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風それはカーテンと知る王林は森懐かしむテーブルの上
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偽ものの笑顔を自分で剥いでいき残ったわたしはきっとかわいい
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全米は泣きも笑いもしなかろう私の暮らし地味に名作
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診ずに医師「抗がん剤のせいですね」剥がれる爪にテープ貼る義母
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美味かった、炒飯後のまんじゅうも。立ち直ってはいないのだけど
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スーパーでザンギ見つけて子を想う。今日は涙をマスクで隠す
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頚椎が浮き出た義母が拒絶した私の笑顔お返しください
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そこにある?ここになにかが潜んでる?腹にエコーをかけられ憂う
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言えぬこと言い足りないこと胃に収め大和撫子のふりをしてみる
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影踏みを夏の遊びと過ごしたが日傘さす今影持ち歩く
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にぎやかな運河の街に雨が降る私も流れ海になれたら
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韓流とジャニーズどっちが好き?問われちょっと息吸う 見分けがつかぬ
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いや、それで終わっちゃったの。優しさを使いまわすとバチがあたるの
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女性ではなくなり私口ずさむ「おれたちゃ妖怪人間なのさ」
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虐待の連鎖はわたしで止めました褒めてよ母さん 明日は命日
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