Utakata
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ミツバチ便り
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家族のことをよく詠みます。
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左眼が見えなくなった父と会う「すまん、すまん」と父がはにかむ
7
薔薇いろの手のひらいっぱいありがとね、砂のとけいを逆さにしたい
8
風呂上がりアイスかじってテレビみる半分あたしの君へ、バイバイ
8
指先はあの日の頬を夢にみる 君が旅立つ準備をしても
8
旅立ちの子の荷造りに口を出す最後まで我くそばばとなる
16
スーパーで不意打ち流る涙ありここの唐揚げ子が好きだった
13
抱きしめた泣いたりもした元気でね私を母にしてくれた君
20
一冬を殻に篭って耐えたんだ桜を超える君は金色
7
深い夜にオムツおっぱい奮闘し子と泣いていたあの日々愛し
11
透明に下がるつららを見つめつつ細くなりゆく自分をおもう
12
ブーブーの歯磨きコップは置いてゆけ獣道とて一人で走れ
19
雪がやみ上下の白を少しずつ地球の色に染めて朝くる
11
「そのバッグまだ持ってたの?」ママ友よ一生だし巻き失敗してろ
24
私よりコロナの都合重んじて会いたき人に会えぬ秋雨
8
この時代個性自主性重んじてあなたもそうよ走るの?メロス
6
真っ直ぐに見つめて話すことはない私の友は匿名のひと
8
純朴も過ぎると心配してた子の眉はいつしか整えられて
18
黙ってりゃ珈琲香ると思うでしょ戦争なのよ朝の食卓
12
知り合いを友達と呼ぶ同僚を嫌いと思う 窓の外雪
10
コロナ禍よ早く過ぎろとAmazonが届くたびマスク探すこの手間
6
ひんやりと冬の訪れ思わせて節電破るトイレヒーター
10
栄養と彩り衛生毎朝の弁当作り春で終わり か
8
懐かしい友へのLINE打ちながら毎度気づくと寝落ちする夜
7
見渡せばリア充じゃない方のママ集団の最後尾にあたし
13
優しみのナイフかざして傷つける私を罰せ赤い三日月
8
水銀のような雨降るこの街で抱きしめた子が今に飛び立つ
9
お義父さんあの日は確か初雪で慌てましたよ九年もなります
7
どしゃぶりのバス停に立つあたし今日骨の髄までツイてないかも
8
入店時 手指消毒をする人もせぬ人もいて秋刀魚は旨し
6
お誘いを断る理由思いつつ鍋の卵は半熟となり
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