Utakata
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ミツバチ便り
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家族のことをよく詠みます。
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それだけで過失の一つ もしあの日素直だったら 過去手繰ること
15
物置きの奥の奥にはスノボーがもう戻れない冬の香りす
15
去年より忘れることを得意とす かれいに生きて結露をふいて
19
平安の女子とわたしも悩み似て言うね納言はいとをかし
W
15
車窓からイオンとベルコ飛び込んでデジャヴと思う街は平和で
11
虹向こうみぞれはやはり降ってます?手袋入れてあげたら良かった
14
昨日から初冬の小蝿と一騎打ち連敗中だが名勝負あり
13
淡桃のみぞれはすでに脳にあり八度八分の唇は待つ
13
気に入ったブルージーンズシャツ心 使いつづけて擦り切れちゃって
15
姑を入所させたとまだ言えず窓に額をつけて月みる
20
「楽しい」の同意語「嬉しい」そんなんじゃないの気付いて「休みたい」って
8
部屋のごみ捨てずに暮らす君なのに人生捨ててしまっていいの
18
人生の次のターンを予測する あなたは見つけないわ、わたしを
8
我儘を言いたくなった「いつ死ぬかもうわからんな、は駄目」お父さん
9
とんがらし色した夕陽落ちる秋若かりし日の驕りにも似て
15
子は母の約束守らぬものだよ、とだれか笑って私にいって
13
会計でまごまごしてる老爺と父を重ねて目尻が滲む
18
だんだんと早くなりゆく待ち合わせ昨日と少しちがう夕焼け
16
理解して欲しい願いはビルのドア開けた途端に吹き飛ばされて
10
起きなさい片付けなさい行きなさい 司令塔の母歯も磨かずに
19
珈琲を冷めたポットの水で入れ静かに飲むか家を出ようか
9
母という海を超えゆきいつか知れ人しか人を刺さぬということ
11
気づいたら
A
D
H
D
のみこんで秋の光を頬に集める
9
坂の街転がり落ちぬよう母は君の手つなぎ登ってみせる
13
あなたへの愛に溢れた今週も深夜の駅はやっぱ哀しい
17
サラ金の荒いティッシュが涙吸う叔母の葬儀で叔父の老いみる
26
盛り上がる「終活、病気、更年期」けれど一人も死ぬ気はなくて
18
秋雨は野良猫の鼻冷やすだろうイオンとIKEAいくらあっても
8
朱鞠内生まれ氷点下育ち玉置浩二のファンみな友達
7
我はゆく独り暮らしの父のもと「生存確認!」合言葉にし
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