赤月 宙
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君と僕 決定的に 違うとこ 「目の数とかか?」 「そこではないな」
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身体中 煮詰まる言葉のジャムたちが 吹き出す前に 吐かねばならない
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肋骨の 奥で鳴る音聞こえてる? これね、私の 時限爆弾
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赤い釦 うっかり口に入れてしまい 人でないのが、ばれてしまった
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あの花はいつか枯れるだろうけれど 僕が隣で咲き続けるよ
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君という さそり座の尾にくべられる 薪になれたらどんなにいいか
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ミロひとつ うまく作れぬ僕ですが どうか結婚してくれませんか
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「カラメルを、うまく焦がすの苦手でさ」 「まあ恋愛も、そゆとこあるよね」
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急にあれ、あれが来たので(希死念慮) 午後の授業は 自習とします
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生憎と 君はどうだか知らないが 僕の心臓は一個しかない
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お願いよ 君にしか頼めないんだ。そう言って君は、ナイフを出した。
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あったかい 君を包んでくれるのは 僕なんかじゃない、僕なんかじゃない
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あの角に 雑貨屋さんがあったこと 忘れていたの、今思い出した
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胸元に リボンがついた洋服の 似合う少女で ありたかったな
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こっちもさぁ 知ってるんだよ 君がさぁ いつか僕らを、置いてくことを
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どうせ手が届かぬならば愛し君 そんなまばゆく きらめかないで
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胸の上 リップで書かれた「バカ」の文字 ごめん、なんか、ばり興奮する
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『完璧』の名前を冠するその菓子を グラスごと壊したくなる衝動
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泣きたくなる くらい優しい人だから 遠いところで 幸せでいて
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こんなことで もう泣かないでいいように 君の光で 僕の目焼いて
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熟れすぎた トマトを小さく 切り分けて 君のお口に 含ませたいの
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君の笑み 太陽とすると 光合成しすぎて僕は ジャングルになる
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知ってるよ 君が好いてる人くらい 灼けた鉄棒が指を焼いた
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歌を歌う 絵を描く 誰かを好きになる それだけできる 機械になりたい
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叫べよ、と もっと叫べと、訴える 胸の奥住む小さな歌手が
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屋上で 最後に見上げた 晴れ空は 目も潰れそうな、強い、青で
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古ぼけた 遊具しかない遊園地でさえ僕には、おこがましくて
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愛しさと 愛しさと愛しさと恋 それ以外なら いらないのにな
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ずいぶんと 上手に飼い慣らしているね きみの内に棲む 猛き怪物
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「待ってるの。ーー待ってるだけなら、自由でしょ。」 僕は黙って、うつむいていた。
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