Utakata
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赤月 宙
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酸素すら 息苦しくて あの日から
宙
(
そら
)
のかなたへ 沈みたかった
2
〝生き延びろ〞 君がよこした知恵の実に 頭をぶつけて 死ねばよかった
1
傷ついてさえいなければ 君はたぶん ギターを手にすることもなかった
3
心など 殺せたはずだ わたしなら ここにあるのは 死骸のはずだ
3
とくべつじゃ なくてもいい、と言うだけの 確かなパンを僕は焼けない
3
「歌なんか 歌わなくてもいいんだ」 と 言ってやれたら どんなにいいか
2
好きじゃない 顔、声、仕草、話し方 笑顔 以外 好きじゃないから
1
傷つけることなどけして ないように 間合いを取った、刀は置けない
1
「さみしい」 と 思うことなど 滑稽だ (はなからあれは、わたしのじゃない)
2
君のことは 死ぬ時までには忘れたい (地獄へ連れて行きたくないから)
5
見届けてやれたらいいけど僕は多分 明日咲く花の 水もやれない
4
咲き誇れ。喉から咲いた 赤い花 育てるために 捧げる涙
2
許されることではないと 思います。貴方を『人』に したということ
3
君に触れられない手なら、いらないと 切り落としても 目は君を追う
2
わたしには 〝これ〞しかないと いう刀でさえ神には おもちゃでしかない
2
〝人間〞 としての証明、君の愛 僕が手に入れられないものたち
1
世間から 逃げて庵に こもっても 逃れられない ひどい劣等
3
生きるのに 資格も免許もいらなくて よかったねぇ、と 笑ってる蛇
1
「人生は やりなおせる」 と言うのなら このリレキショを 書き換えてみろ
8
美しいひとを見るたび 思うこと (きっと君は僕を選ばない)
2
(あの人は 僕と同じだ) 何度でも 鏡を見るたび錯覚をする
0
そういえば 夏は死体の季節ねと すいかを切り分け きみは笑った
1
「わたしもだ」 誰かに言って欲しくって 野にも川にも 歌を放って
3
目の覚めるような真っ赤な 傷口を抱えて生きて いかねばならない
2
かろうじて この銃弾は 防げたが たぶんあの子は、戻ってこれない
3
肌ひとつ 隔てただけで 君のこと 世界でいちばん わからなくなる
2
血を抜かれ 骨もスープになってなお その〝卵〞だけは 守って下さい
2
知っている? 短歌の亡霊 幾年も 子供の歌だけ 詠んでいるのよ
1
舞い上がれ 散る花びらも 歌声も。※ただし涙は流れてもよい。
2
悲しみの 静かな海を 胸元に ひそかに抱え 笑ってるひと
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