Utakata
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赤月 宙
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渓谷のどこかで僕が朽ちる時 君はきれいな花を咲かせる
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責任を問う気はないが、だとしても 僕を歌人にしたのは君だろ
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リフレイン 秋の窓辺に風が差す 〝どうしてわたしばっかりが、ねえ〞
1
「しあわせは歩いてこない」 かと言って もう立ち上がれもしないわたしは
1
一晩中 かけてようやく 吐き出した あの日の音と 過呼吸(不安)
0
こんなにも 安い言葉に 騙される 地獄行きより 安い駄賃で
1
ぼくの中 渦巻く
詩
(
うた
)
や 言葉らが この血とともに 消えますように
2
無理やりに 抜いてしまうと 大量の血が吹き出すので そのまんまです
1
「少しだけ 立ち止まってもいい」 と言う ちがうよ歩く、少しゆっくり
2
君だけが 見つけられない この歌を 森に隠した 君への歌を
1
あまりにも 育ちが悪いものでして 地獄を見ると心が踊る
2
死ぬために 生きてんだろな 葬儀中 行き交う札束 白い封筒
3
もう僕は 帰れないかもしれないと 枯れたシーツに置いた指先
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雨音と シャワーの音に照らされて 丸い光が 涙を流す
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結局は 人はいつかはしあわせになる、と言いきる 君がまぶしい
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泣き叫ぶこともできずに 僕だけが 僕の死体と 死んでゆく部屋
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幸せに なってもいいか わからずに その引き金を 引けないでいる
2
君は〝ない〞 流行りの眼鏡をかけてない 髪を巻かない もう笑わない
2
歪だと 思うか 君は あの月を だから僕らは 目が離せない
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今日、僕は 人を辞めると決めたので 手始めにまず おさげを切った
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人よりも 何も優れていなくても 「やさしい」 だけで 生きていさせて
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好きになどならなければよかった と だけは絶対 僕は言わない
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君という 冴えた光りに 照らされた 影にも煤にも なれない痛み
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一番の 夢は叶わなかったので 二番目、せめて三番目でも
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優しくて 強い貴方を愛せれば 自分もそうなれると思った
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前髪とマスクに隠れ 笑んだ目の 優しいとこが 母に似ていた
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生きよう、と 思わなければ よかったな 花の赤さが 肌を突き刺す
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「意図せずに いずれ誰かを 傷つける」 かなしい色の レゴブロックは
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賞賛の トロフィーでさえ 切っ先で 君を傷つけないとは言えない
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魔女たちは やがて反旗を翻し かぼちゃの馬車も 狩り尽くすのだ
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