Utakata
登録
Login
赤月 宙
フォロー
0
フォロワー
34
投稿数
1346
« 最初
‹ 前
…
15
16
17
18
19
20
21
22
23
…
次 ›
最後 »
「少しだけ 立ち止まってもいい」 と言う ちがうよ歩く、少しゆっくり
2
君だけが 見つけられない この歌を 森に隠した 君への歌を
1
あまりにも 育ちが悪いものでして 地獄を見ると心が踊る
2
死ぬために 生きてんだろな 葬儀中 行き交う札束 白い封筒
3
もう僕は 帰れないかもしれないと 枯れたシーツに置いた指先
3
雨音と シャワーの音に照らされて 丸い光が 涙を流す
1
結局は 人はいつかはしあわせになる、と言いきる 君がまぶしい
7
泣き叫ぶこともできずに 僕だけが 僕の死体と 死んでゆく部屋
1
幸せに なってもいいか わからずに その引き金を 引けないでいる
2
君は〝ない〞 流行りの眼鏡をかけてない 髪を巻かない もう笑わない
2
歪だと 思うか 君は あの月を だから僕らは 目が離せない
2
今日、僕は 人を辞めると決めたので 手始めにまず おさげを切った
3
人よりも 何も優れていなくても 「やさしい」 だけで 生きていさせて
2
好きになどならなければよかった と だけは絶対 僕は言わない
3
君という 冴えた光りに 照らされた 影にも煤にも なれない痛み
1
一番の 夢は叶わなかったので 二番目、せめて三番目でも
1
優しくて 強い貴方を愛せれば 自分もそうなれると思った
2
前髪とマスクに隠れ 笑んだ目の 優しいとこが 母に似ていた
2
生きよう、と 思わなければ よかったな 花の赤さが 肌を突き刺す
1
「意図せずに いずれ誰かを 傷つける」 かなしい色の レゴブロックは
2
賞賛の トロフィーでさえ 切っ先で 君を傷つけないとは言えない
2
魔女たちは やがて反旗を翻し かぼちゃの馬車も 狩り尽くすのだ
3
闇すらも 手放したくはないのだと 貧乏性がゆえの妄執
3
間違えて この世に生を受けたので 今のコードは 書きかえておく
2
君だけが くれるやさしい言の葉を 探して辞書を 「あ」 行から見る
1
(もうたぶん 愛してないのかもしれない) だまって鯵の 腹を破った
2
心なき 断末魔から生まれてく そうだ「歌え」 と あなたが言った
1
君なしで 生きていけって言うんなら あの日の卵を かえしてくれよ
1
「目を覚ませ」 ? 悪いがそれは叶わない 閉じた瞳の なかにいる君
1
〝正しさ〞を 投げつけてくれ 生きてゆくだけで苦しいこの化け物に
2
« 最初
‹ 前
…
15
16
17
18
19
20
21
22
23
…
次 ›
最後 »