Utakata
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赤月 宙
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いじわるは したくないのに君の口元が踊ると胸がざわつく
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痛みなら まだ耐えられた つらいのは それが僕だけだっていうこと
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できるなら さいごに彼におてがみを つづるじかんがほしかったです
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お徳用サイズの美白化粧水 涙と一緒に塗りたくる朝
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美しい物語らが連なって 私を生かし 殺そうとする
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いやだなあ ひとを好きに、なりたいなあ (こんな分厚い壁の中では)
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君は日々 日々美しさを更新し 僕はひなたで枯れゆくままで
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心など熔けて無くなれ 籠の中 朽ちて詰まった臓腑とともに
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失って 失って失ってなお まだ失えるものがあるとは
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君の手が世界を紡いでいる間 わたしはどこで踊ってればいい?
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念入りに殺し続けておくのには 僕の心は活きがよすぎる
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君だけのぬいぐるみだったこの僕に 人の身体はひどく空虚で
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あの頃の 王子、姫らを葬って 「ごめんなさい」 と ただ泣きながら
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まだ僕は傷つき続けているんだな あの日刺さった笑顔と刺に
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何もかもが いやになった そのときに 心に息吹く花の子であれ
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左手の薬指ではなくっても きみの指輪に心が軋んで
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人間がこわい ちがうなほんとうに おそろしいのは自分のこころ
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好きだったはずの貴方の歌声が 届かないこんな海の中では
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失えば 生きていけないはずのもの あまりに多く失い過ぎて
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僕はもう 君がいなくとも歌えるよ 少しもさみしくなんかないさ
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慎重に和菓子を選ぶかのように 君に贈った三十一文字
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もう君に手紙を送ることもない 海のシールが空を彷徨う
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口元にそっと手を触れはにかんで なにかを察する消えたつぶやき
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血眼で 生命をかけて唄うから お洒落をしてる暇などないの
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あのひとが 私の歳を越えたとき そばで笑っている花であれ
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ごめんなさい 黙ってたけど 本当は もっと真っ赤なリップが好きなの
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町を出る あの日写真に焼き付けた 山の青さが今は痛くて
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枯れている君にお水を差し出して まさか喰われる破目になるとは
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僕などに〝傷つけられない〞だけでなく 救われたりもしないでほしい
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歯ブラシをくわえてひとり うずくまる わたし以外が 真っ当である
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