赤月 宙
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脳内で 掘り出せなかった言葉らが いつか化石になりますように
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雨のと あらゆる歌が脳内で雪崩を起こしクリームになる
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君の目が歌わなければ好きにならなかったものが山ほどあるよ
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長いことネイルも塗らない爪先を 「きれい」 と言ってくれる貴方だ
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歌わない僕など価値はないのだと 思ってたけどまだ生きている
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あの花も治らなくてももういいや ノンアルビールも慣れちまったし
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真夜中のエンジン音では泣かないよ もう帰らない君とあの日々
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しんどいな 誰かを愛したとしても 「劣っている」 と 思い知らされ
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歌うんだ 磨くんだ今日も前を見て 誰かの傷の鍵となるよう
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君の歌が力をくれた だから今 「生きろ」 と言える僕でありたい
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薔薇色のアイライナーを刻み込む〝あたしが世界でいちばんきれい〞
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「いつか、また」 そっと封する言葉たち いつか があると言えるやさしさ
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おそらくは 拒まれない とわかってる でも届かないのも知っている
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少女らの「恋って何?」 の問答に 「愛されたい。よ」 と歌う十字架
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焼き上がるパウンドケーキの傷口に 歌を少々染み込ますなど
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劣ってる 劣っているとわかるから 今日もわたしは電車に乗れない
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恋なんて 苦くも甘くもなかったわ 空も大して青くはないし
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その歌は もはや歌とは呼べなくて ただの悲痛な叫びであった
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もう僕は 君を愛する資格など ないとわかっている、でも、ごめん。
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「○○○○」 と 文字にしてみて気づいたよ 「それは違う」 と 「生きていたい」 と
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「この羽根を削って機を織ることを封じられたら、なにもできない」
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フリルとかレースのついた上着では 守れなかった ぼくの爪先
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もう僕は 桜の花も恐くない 夜も大して寒くはないし
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矢継ぎ早にかわりにしゃべってくれるから 言葉をなくした予測変換
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「好き」 という ひどく無邪気な弾丸で 君を殺めるつもりはなかった
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あの空が美しすぎて怖いのと 君の心もきれいでこわい
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この恋を腐らせるのとこの林檎 実らせるのと どちらが先か
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天上の歌声にすら慣れてしまう ぬるくて痛い こんな世界じゃ
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ゆるやかに殺し続けた感情の 墓場を掘れど亡骸もなく
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やわらかな悲しみや恋を知る人だ そう気づいたよ、その歌声で
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